カフェ・オープン予告!11月15日オープン予定
2005年10月31日

pic-p3  前回のニュースレターで作業所移転のお知らせをしてから、早いもので3ヶ月が経ちました。新しい建物にもようやく慣れて、スタッフも利用者も2階の事務所とミーティングルーム、3階の作業場を行ったり来たりする毎日です。9月には2 、3階の外壁塗装工事も終わってすっかりきれいになりました。
 懸案だったカフェですが、皆さんから寄せられた寄付が100万円を超え、新たに決まった助成金と合わせてなんとか資金の目処がつき、工事を発注することができました。まずはそのお礼とご報告をしなくてはなりません。カフェのデザインと施工はデザイナー多村さんと(株)ライファ札幌東が担当してくださいます。店の雰囲気やコンセプトとしては「くつろぎのスペース」とし、明るい木のぬくもりを全面に出すデザインとなっています。限られた予算のなかで工事を延期をするものもありますが、細かい打ち合わせの中で次第に浮かび上がってくる店のイメージにわくわくしています。
 8月末まで続いた「リファインド」でのカフェ実習ですが、その後は開店に向けた利用者同士の練習が続いています。毎週金曜日の「就労支援プログラム」ではメニューを決めたり、実演しながら味を確認、そしてカフェに必要な備品のリスト作りや見積もり等すべてみんなが手分けして作業を進めてきました。そのひとつひとつが初めての体験だったりすることが多く、利用者の中には戸惑いや不安もたくさんありましたが、就労に向けた具体的な練習となりました。そして彼女達の不安はこうした準備だけでなく、ともに働く仲間との関係にも向けられます。カフェは毎日その曜日によって店長が異なり、その他に午前と午後にそれぞれ1?2名がシフトとして入ります。店長は店全体の把握や毎日の売り上げ金の確認、スタッフへの指示などいくつもの仕事をこなします。一緒に働くスタッフは店長とコミュニケーションをとりながらそれぞれの役割を果たすわけで、お互いに伝えたいことをしっかりと言葉にすることが求められるのです。このことも大事な練習になり、必ず今後の仕事に役立つはずと思っています。
 という様にスタッフもまた、ひとつのお店を始めるのにこんなにも多くの事柄を話し合い、情報を集め吟味し、準備を重ねることが必要なんだということが分かりました。そしてこの過程を「どうしよう、大変だ」とばかり思わずに一緒に楽しもうと彼女達には話しています。実はカフェに関わるメンバーはどの人も少なからずプレッシャーや不安から精神的に不調をきたしています。これからいよいよ工事が進む訳ですが、開店の日にどんなハプニングが起こるのかは誰にもわかりません。それでも私はどこかで「なんとかなるはず」と楽観的です。不安に押しつぶされて休む人の傍らで思わぬ力を発揮する人が出てくる。それが「それいゆ」のおもしろさだからです。利用者の多くが人との関係で傷つき、人が怖くなってしまい、人のなかに居ること自体を苦しいと感じてしまうなかで、「Cafe Soleil」という場を通じて再び自分の内にある力に気づいていってくれたらいいなと思います。
 このたびのカフェ開店につきましては、本当に多くの方達から励ましの言葉や資金の提供をいただきました。「楽しみにしてるから」と声をかけてくださったり、いろいろな店作りのアドヴァイスをいただくなど、関心をもってくださる方達の存在が私たちを支えています。ありがとうございました。いよいよ利用者の就労にむけた実験場として、近隣の方達にも親しまれるオアシスを目指して「Cafe Soleil」がオープンいたします。賛助会員の方や関係機関の方達をお招きしてのプレ・オープンもございますので、お気軽にお立ち寄りください。スタッフと利用者一同、皆様のご来店をお待ちしています。

<Café Soleil 開店のご案内>

オープン:2005年11月15日(火)

営業時間:午前11時?午後4時

営業は毎週火・土・日・月・祝日はお休みとなります。

*11月8日(火)?12日(土)は賛助会員、関係機関の方達を対象としたプレ・オープン期間となります。賛助会員の方々にはコーヒーチケットを同封させていただきましたので、ご利用ください。また、新しい作業所(2,3F)の見学も可能です。ご希望の場合にはお知らせください。プレ・オープンは一般のお客様をお迎えする前の、みんなにとってドキドキの練習期間でもあります。小さな失敗はたくさんあるかと思いますが、来てくださった方達にくつろいでいただけるよう精一杯おもてなしいたします。どうか、お誘い合わせのうえお越し下さい。