レイズドベッド製作と八雲養護学校との交流

 留寿都高校は「農業福祉科」という学科であり、「農業」と「福祉」という一見するとあまり関係のなさそうな二つのコースを持っています。
 私たちは全国でも他に例を見ない学科・コースの特徴を活かした事はできないかといろいろと考えてきました。

                                    

 その中で考え出された研究課題が「レイズドベッド(Raised Bed)の研究開発」です。

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 レイズドベッドとは「持ち上げられた花壇」を意味し、これまでもユニバーサルデザインのひとつとして、車椅子などでも花壇の作業を行えるようにと、いくつかの企業で製作されてきました。

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 しかしながら、ほとんどのものは「固定式」の花壇であり、屋外での作業を前提としているため、可搬性(自由な持ち運びができる構造)に乏しく、多くは設置 するための費用もかさむものでした。

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 そこで本校の「草花専攻班」では「可搬性」があり、なおかつ「可動性」のあるレイズドベッドを作れないかと研究をはじめ、試作品の第1号が完成しました。

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 自分たちなりに試作品を作ったものの、実際の使い勝手については、生活の中で、日常的に車椅子を利用している方の感想を聞くことができなければ、本当のことはわかりません。

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 そのことを先生に話したところ、たまたま担当の先生の知り合いの方がいらっしゃる「八雲養護学校」で試用していただくことが 決定しました。

説明: C:\Documents and Settings\ka_shinbayashi\デスクトップ\yakumo\yakumo (03).JPG説明: C:\Documents and Settings\ka_shinbayashi\デスクトップ\yakumo\yakumo (01).JPG

 八雲町の国立病院の隣にある八雲養護学校は筋ジストロフィー症で車椅子を日常的に利用されている方たちが多 く、さらに高等部まであり私たちと同じ年齢の方たちであるということも手伝って、私たちのレイズドベッドを試してもらい、率直な感想を聞くにはちょうどよい機会となりました。

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 これまでにない形式のレイズドベッドであるため、おおむね好評でしたが、実際に使用してみると「高さの調節機能が欲しい」「移動がもっと簡単になればいい」などという希望や感想が得られ、次の開発への目標が得られました。

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 こうした中で研究ばかりではなく、留寿都高校と八雲養護学校との交流も行われました。この交流では本校の福祉コースの介助の技術と農業コースの園芸の技術の双方を有機的に活用することで、私たちにとって非常に密度の濃い、有益な交流になりました。

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 今回のレイズドベッド製作の研究と八雲養護学校との交流はこれからも継続的に活動することで、私たちの目指す「農業と福祉」の融合となると考え、よりいっそうの活動をしたいと思います。

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