門柱復活計画!
20世紀メモリープロジェクト
2006年5月4日
昨日の作業が順調だったので今日は早く完成しそうだ。チューリップ公園は1日に開園しているが肝心のチューリップがまだ全然咲いていないので観光客はまばら。大勢の観光客にジロジロ見られながら作業するのも恥ずかしいし、いちいち説明するのも面倒なので丁度良かったのかもしれない。

1日おくと、また初心者に逆戻り。うーん、うまく行かない!
門柱の頭の部分はどうやって組もうかシミュレーション。

古い煉瓦門柱は頭を残して完成した。

新しい煉瓦門柱ももう少しだ。

頭の部分には半分に切断した煉瓦が必要。

煉瓦の切断面。中心の色が違うのは素材か焼く温度の関係?

昔の煉瓦は中心も同じ色になっている。

あと一段で鉄筋が隠れる。

まずは古い門柱の頭から、皆で煉瓦を押さえつつ固める。

斜めに入れる部分も試行錯誤しながら決定。

作業中は真剣そのもの、無駄口は開かない。

真剣な中にもご愛敬。

門柱最上部に最後の煉瓦2個が置かれた。

古い煉瓦門柱が完成、1日おけば固まるようだ。

新しい門柱の頭部分にとりかかる。

先に組んだ門柱を見ながら積み上げる。あれっ、どうだっけ?

こっちももう少しで完成だ。期待が高まる。

いよいよ最後の2個を乗せてモルタルで固める。

よーし完成!

と思ったら、やり残しの1段を忘れていた。

この1段を作れば本当の完成だ。

1個不足したため門柱の裏側には使用済み煉瓦を使った。

改めて古い煉瓦門柱を眺める、カッチョイー

早速、記念撮影

すっげー満足。

こっちでも記念撮影。

2本並べて屯田兵屋と一緒に撮影。

遠くから見ても雰囲気があってよろしいですな。

 普段やり慣れない作業と煉瓦やモルタルの重さに筋肉痛と闘いながら積んだ煉瓦の門柱。
 取り壊し予定の煉瓦建造物から頂いた古い煉瓦。この煉瓦を使って門柱を作れたらいいよねーと話し合いをしてから4年が経過しましたがようやく完成しました。
 煉瓦の提供をしてくれた米谷さん、竹部さん。門柱の基礎や古い煉瓦のモルタル剥がしなどご協力を頂いた株式会社 村上組の皆さん。何でこんな事やってんの?と訳の解らぬまま積み上げ指導をして頂いた木村左官さん。門柱建設場所を提供してくれた上湧別町関係者の皆さん。私達の「大人の自由研究」にお付き合い下さり厚く感謝申し上げます。
 完成した門柱を見ながら「やって良かった、大満足の連休になった、俺達全員が死んでもこの門柱はここに残るんだ、さて次に何やろっかー」と密かに思うのでした。

上湧別20世紀メモリープロジェクト  嘉野浩一、尾山 弘、三宅正人、中島一之、遠藤昌法、岩井孝浩

集合写真と3Dステレオグラムへ