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078■コミックボンボンを20年ぶりに買う
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。。・
「せーのっ!えいっ!」



「やっぱりダメだぶぅ・・・墜落だぶぅ」
「弟、何してるぶ?」



「あっ、おにいちゃん!これだぶぅ!」



「エアロエックスっていう飛行機のおもちゃだぶぅ。
10秒の充電で30秒プロペラが回って空を飛べるんだぶぅ!」





「でもなかなかうまくいかないんだぶぅ・・・」
「なるほど・・・飛べないブタはただのブタだぶぅ」
「うわ〜ん!おにいちゃん、どうしたらいいぶぅ!」


「そこの少年よ!」



「な、なんだぶ?」



「この私がエアロエックスを飛ばすコツを教えてあげよう!」
「な、なんだかよくわからないけどお願いするぶぅ!」。




「まずは尾翼だ!曲げすぎるとかえって空気抵抗が大きくなってすぐに落ちてしまうぞ!」
「なるほどだぶぅ・・・ちょっとずつ調節するのがいいんだぶ?」
「そう、その感覚は飛ばしながら覚えていこう」



「お次は充電の時の注意だ」



「充電中にプロペラが回っていたりしないかな?
もしそうだと、せっかく充電しているのに電気が漏れてしまっているんだ。
きっちりと機体をシューターに押し込んで、プロペラが回らないようにするんだ!」



「そして腕の角度!ななめ45度ぐらいに上に向けて発射するんだ!」
「こ、こうなのかぶ?」
「そうだ!さぁ、思い切って飛ばしてみよう!」




「えいっ!」

ブルルルルルーーーーーン!



「やったぶーっ!飛んだぶーーっ!!すごいぶーーーーーっ!!」
「ようし、この感覚を忘れないようにな!」

「よかったぶぅ・・・弟が喜んでいるのを見ると、自分まで嬉しくなっちゃうぶぅ・・・」



「ところで、貴方は誰なんだぶ?」
「よくぞ聞いてくれた!私の名前はアライダーX!」



「コミックボンボンで見たのと大分違うぶぅ・・・」
「それ言っちゃダメ」


***


セガトイズから発売された「エアロX(エックス)」、コイツがなかなかのスグレ物!
外で飛ばすのはもちろん、なんと狭い室内でも旋回させながら飛ばすことが可能なんですわ。
「よく飛ぶ飛行機ほど広い場所が必要=遊び場所が無い」といった玩具飛行機界の矛盾をぶち破った商品と言っても
過言ではないのでしょうか?
プロペラで部屋の中を飛びまわる姿がカワイイので、ついつい遊んでしまいます。
上記のように飛ばすには少々コツが要りますが、それを覚える過程もこれまた楽しいんですよ。
小学生の頃に友人同士で紙飛行機の飛距離を競った時の、折り方を工夫している過程と同じ感覚ですわ。

いまだに雪が降ったりしている北海道。もうちょっと暖かくなったら広い場所でおもいっきり
飛ばしてみたいと思います。



【アライダーXとのお約束】

このエアロXは8グラムという軽量、なおかつ全体がスチロール製でプロペラも後ろ側についている安全設計。
室内で飛ばしてなにかにぶつかってしまっても物が壊れる心配がほとんど無いので安心だ!
でも、だからと言ってむやみに人や動物に向けて飛ばすのは絶対にダメだぞ!
たとえば北海道のYAMADAしゅに〜君は、飛ばしたエアロXが奥さんの後頭部に当たってしまい、
一瞬睨まれた後に強烈なボディブローをくらっていたぞ。みんなは注意しよう!




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