『やまダラ』

これより前の『やまダラ』を読む

月刊やまダラ6月号[03.6.15]

昔から、アニメでは妙な足音で歩くキャラクターが登場しています。
ムーミンの“ポコポコポコポコッ”、アトムの“チョッチョッチョッチョッ”
ドラえもんの“ジュールリジュリジュリ”、タラちゃんの“スタホロヒロンロンロン”※聞こえ方には個人差があります。

そして、ゲーム好きな方々やめざましテレビを見ている方々におなじみのキャラクター、トロ。
人間になりたいという希望を持つ彼も、実に特徴的でかわいい足音で歩きます。

最近プレステ2のCMでも、入院している男の子がトロの足音がするスリッパを履いていて、落ち込んでいる看護婦さんにスリッパを貸して元気づけるという、実にうらやましい素敵なシチュエーションが展開されております。

看護婦さんと仲良くなるのはもちろんのこと、気になるのはこのスリッパ。
歩くとピィピィと鳴る子供用のスリッパはよく見られるのですが、さすがにトロ独特の足音が出るのはCMの中だけの架空のものかと思われます。だがしかし、これさえあれば本当に看護婦さんと仲良くなるのも夢ではありません。

「さっき怒られてたね」
「いろいろあるのよ…」
「これ貸してあげるよ」
(笑いながら追いかけっこ。鳴り響くトロの足音)
キュッキュッキュッキュッ…
 
 

だーーー!欲ーしーいーーー!!

あまりの暑さに脳が熱暴走?いいえ、いつものことです。
とまぁ、そんな暑い中、相方・あくびと買い物に出かけた先で衝撃の発見。

なんと、本当にトロの足音がするスリッパが売られていたのです!!

これこれ、これなのよ!ちょっと見てってよ奥さん!
その名も『トロりっぱ』!
単4電池を使用して、内蔵されたスピーカーから足音が聞こえてくるという仕組みで、歩いた時と小走りに走った時は足音がちゃんと変化するという心憎い仕様にもなっており、集合住宅用にボリューム調整も可能といった心配りも嬉しいかぎり。

もちろん即購入、帰宅するや否や、さっそく開封して電池セット!
白いスリッパが汚れないようにちゃんと新しい靴下を履いて、いざ出陣!

キュッキュッキュッキュッ

うぉーーー!!可愛いーーー!!!
ちょっと走って見ようかな。

キュキュキュキュキュ

ぬぉーーー!たまらーーーん!!!
ちょっと歩いてはあくびに取られ、あくびがちょっと歩いたらすぐに横取り。
キュッキュッ言わせながら狭い室内をペタペタと歩きまくったので、ちょっとしたダイエット効果も期待できちゃいますな<そんなに歩いたんかい!

とにもかくにも、こいつは素晴らしいブツを入手してしまいました。
あの足音で歩けるなんて楽しくてたまりませんよ。

あとは可愛い看護婦さんがたくさんいる病院に入院すれば目標達成です<おい。


やぁ、もうすぐ5月も終わりだぞ[03.5.26]

やぁどうも!
2ヶ月近く放置してしまったため、どんな顔して戻ってきたらいいのか判らない状態だった管理人、
うっかりエロじじぃことYAMADAしゅに〜です。
ほんとにねぇ、4月は選挙関係の仕事で忙しくて、5月になったらなったでやきゅつく2で忙しくて・・・<ゲームしてんのかよ!

そうなんです、久々に面白いゲーム買っちゃったんです。
セガのPS2ソフト「プロ野球チームを作ろう!2」にのめりこみっぱなしで過ごした1ヶ月でありました。
 

で、ですね。もうすぐ相方の友人が遊びにくる予定なのです。
その時に、どこに寝てもらうのかがちょっとした問題に。
ワシらの寝室はスペース的な問題からも論外として、居間に寝てもらうのもちょっと気がひけるものです。
自動的に空いている和室に・・・と言いたいところなのですが、ここには大量のスターウォーズフィギアに仮面ライダーソフビ、あつまれアンパンマンなどが山のように・・・

嘆いていてもはじまりません。期限は刻一刻と迫ってきます。
というワケで、相方・あくびはここ数日、本腰を入れて和室の整理をしておりました。

一番の問題は何と言ってもワシのコレクション。
しかし、あくびはダイソーにて木製の組立て式MDラックを仕入れてきて、それを実にパズリングっつーかアクロバティックっつーか、のび太の開発するあやとり「銀河」を髣髴とさせる無茶苦茶な組み方をして大きな棚を作り上げることに成功いたしました。
L字の金具で壁に吊り下げ、そこに大量のフィギアを飾ることによって、和室のスペースがかなり広くなりました。

その様子を見たワシの口から出た言葉。「これはスゴイねぇ・・・スゴイけど地震くるのが怖いねぇ・・・」
 
 
 

そうしたらホントに地震ですよ!グラグラ揺れましたよ!
夫婦そろって、火の元の確認するより先に棚の方を気にしちゃいましたよ!
 

言った矢先にすぐ地震。
いいんでしょうか、こんな安っぽいマンガのような生活で。

ワシは高校時代演劇部に所属していた時期があるのですが、そこで主役をもらったはいいものの直前になって盲腸で入院、主役は急遽Tくんが演じることになりました。
まるでワシは、20年前ぐらいにあだち充がTくんを主人公に描いたようなマンガの脇役じゃないですか。
思い起こせば、マンガのような生活は今に始まったことではありませんでしたな・・・。

とにもかくにも、棚が無事でよかったです<棚かい!
 

※災害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。


再び1ヶ月以上あいたわけですが[03.3.30]

本日は隣町まで、とある高校の吹奏楽演奏会へとお出掛けしてまいりました。
つい先月、偶然聞いた地元の冬まつり会場での演奏ですっかり一目ぼれ。
それとも、この場合は一聴ぼれっていうんでしょうか。とにもかくにも、そんなしょうもないコトのひとつでも言いたくなるぐらい、夫婦ともどもお気に入り吹奏楽団No.1にランクイン。
実際、我々夫婦のしょうもないランキングだけでなく、数々の栄誉ある賞を受賞していて、地元高校の吹奏楽ではNo.1の呼び声が高い学校なのですが。
とにもかくにもワシと相方は、今日の演奏会は絶対に行くぞと気合をいれた毎日を過ごしていたわけであります。

そして、コンサートはバーンスタインの『キャンディード』序曲で幕を開けました。

ワシ、しゅに〜がこの学校の吹奏楽部に肩入れするのには、大きな理由があります。
何をかくそう、ワシはこの学校の卒業生なのです。
卒業したのは、もうかれこれ13、4年前になるのでしょうか。今数えてみたらちょっと恐ろしくなりましたが。そりゃワシも歳を取るハズです。いつの間にやら三十路ですよ。

その時代の吹奏楽部といえば、残念ながらとてもじゃないけど賞を取るなんて・・・のレベルでした。
老朽化も激しく、いい音色が出ない楽器の数々。
生徒のことをとても思いやる、間違いなくこの学校で1、2を争うほどのいい先生ではあったものの、音楽の知識がまるでなかった顧問の先生。

その先生が別の部へと異動になったあとにやってきたのは、担当教科が音楽の先生。
いよいよ本格的な指導を受けられるのか?という期待があったものの、生徒のことを「おまえら」と言い放ち、完全に見下しているとんでもない先生だったため、部員からの信頼がまったく得られなかったとんでもない顧問・・・。

さらにその先生が腰痛により長期休養を取ることになり、代わりにやってきた顧問の先生は、生徒が自分の気に入らないような態度、行動を取ると容赦なく鉄拳を振るいまくるような人で、部員は萎縮しっぱなし・・・。

こんな状況で、まともに演奏などできるわけがありません。
素人が聞いても、「こりゃヒドイ」というのがわかるレベルの吹奏楽部でありました。

そんな吹奏楽部でも、文化祭などではかっこよくクラシックを演奏したりもしたのですが、レベルも低く、人数も少ないその状態では、まるでMIDI演奏でありました。
今時の着メロの方がまだ綺麗なんじゃないかとも思えるぐらいです。
 

それがです。
今、目の前で演奏しているのはまぎれもない我が母校の吹奏楽部です。
その上、地元でトップクラスという実力の演奏を繰り広げています。
まったくもって聴いたことも無かった曲なのに、グイグイと引き込まれていく感じがします。
あぁ、ホント、よかったよ・・・ホントにいい指導者にめぐりあえたんだね・・・。
そして、よくぞここまでがんばったね・・・立派だよ、本当に立派だよ君たちは・・・。

前記のようなひどい状態の時代を知っているがばかりに、冗談ぬきで感動してしまい、ちょっと目頭が熱くなってしいました。
 

そんなこんなで1時間半におよぶコンサートも無事終了、吹奏楽の経験がある相方・あくび氏も満足した様子です。
今度また演奏会があったら、ぜひとも応援の意味をこめてまた聴きにきたいと思いつつ、その会場を後にしました。

母校の後輩たちのあの演奏で、勇気というか元気というか、まぁ、なんつーかチカラを貰ったような気がします。
ワシも明日からの仕事を頑張らなきゃと思えてきました。えぇ、後輩たちに負けないように頑張りますとも。
 
 

部員の中にショートカットのかわいいコを発見して、
そのコばかりをずーっと見つめていたのが相方にバレて
強烈なボディブローを浴びた身体をいたわりながらね・・・。


あら、1ヶ月も開いちゃいましたね[03.2.19]

去年の今ごろ、ワシは歯医者に通っておりました。
なにせ、以前通っていた歯医者の治療が適当この上なしっていう処置でして、今になってそのツケが回ってきていたのです。
前の歯医者で治してもらった箇所をひとつひとつ治療しなおすという辛い毎日ながらも、カワイコちゃん歯科助手さんとのふれあいが楽しくて、歯医者通いはひとつのオアシスとなっておりました。

あの治療から約1年、再びふれあうチャンスは訪れました。
なんと、前回治療時に「ここは丈夫そうだから治さないでおくね」と言われた奥歯の詰め物が、みごとにはずれたのです!!
もちろんこれ幸いとばかりに予約の電話を入れ、再び歯医者通いの日々が始まりました。

本日は新しい奥歯の詰め物が出来上がったので装着した後、歯石を取ることになりました。
なにやら大掛かりな機械が登場。緊張感が走ります。
「少し痛かったりしみたりすることがあるかもしれないので、その時は合図してください」
本日の担当もカワイコちゃん歯科助手です。とりあえず痛かったらウインクすることにしました。

そして歯石取り開始。
基本的に治療中は目を閉じているので、それがどういう仕組みになっているのかはよくわからないのですが、歯石取りの機械は何やらチュインチュイン音をたてており、カワイコちゃん歯科助手がその先をワシの歯にあてております。
これがまた痛いのなんの!さっき言われたように、痛さと何かがしみる感覚が同時にやってきます。

【痛みメーター(10段階)】
痛み ■■□□□□□□□□

あああああ、ちょっとコレ本当にツライっスよ!このメーターが5を超えたらウインクしようか…
と思ったその時、ワシの頭にやわらかい感触が。

え!?も、もしかして、これ、カワイコちゃんの…お胸?

【お胸メーター(10段階)】
お胸 ■■□□□□□□□□

歯石取りは痛い。でも、お胸の感触はいい。
下手に「痛い」と合図をして体勢を変えられたら、バストヘヴンは終わりを告げてしまう可能性が大です。
痛い…お胸…痛い…お胸…
かくして、痛みVSお胸の熾烈な戦いは始まったのです。

チュインチュインチュインチュイン。
カワイコちゃん、さっきとは別の歯の歯石を取りだした模様。

【痛み&お胸メーター(各10段階)】
痛み ■■■■□□□□□□
お胸 ■■□□□□□□□□

チュインチュインチュインチュイン。
しかし、それに比例してお胸の密着度が高まる。

痛み ■■■■□□□□□□
お胸 ■■■■■□□□□□

チュインチュインチュインチュイン。
お胸一歩リード。
だがそれを許さないとばかりに、歯石取りがいきなりペースアップ。

痛み ■■■■■■■■□□
お胸 ■■■■■□□□□□

チュインチュインチュインチュイン。
いきなり痛さがアップ。
「痛みは大丈夫ですか?」との問いには、もちろん「大丈夫です」と応えるヤマダ。
意識をできるだけお胸の感触に集中させ、すこしずつポイント奪回。

痛み ■■■■■■■■□□
お胸 ■■■■■■□□□□

チュインチュインチュインチュイン。
だが痛さはおさまるどころか再びヤマダに襲いかかる。
絶体絶命のピンチ!まさにノーアウト満塁!

痛み ■■■■■■■■■
お胸 ■■■■■■□□□□

チュインチュインチュインチュイン。
別の歯に器具を当てようと、若干体勢をずらしたカワイコちゃん。
ムギュっという音が聞こえそうなほどの密着感!
伝家の宝刀・フォークボールで三者連続三振!満塁のピンチを脱した!

痛み ■■■■■■■■■
お胸 ■■■■■■■□□□

チュインチュインチュインチュイン。
そして再び体勢をかえたカワイコちゃん。

ムギュムギュムギュ。

バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発!
文句なしのホームランで勝負は決まりました。

痛み ■■■■■■■■■
お胸 ■■■■■■■■■■

○お胸(5分23秒 バストヘヴンによりKO)痛み●

「終わりましたので、お口をゆすいでください」
その一言で現実世界に引き戻されるヤマダ。これにて本日は治療終了です。
「お大事にどうぞ」
それは一体どういう意味なんでしょうか?と、くだらない事を思いつつ、治療費を払って歯医者を後に。

いや〜、これで保険効いちゃうんだから、歯医者っていいところだよなぁ〜。
4月から医療費が3割にあがるそうだけど、こんな歯医者ばっかりだったら毎日でも通いてぇよ。
それにしてもカワイコちゃん、大胆だったなぁ。あんなにまでムギュムギュとお胸を…

あれ?治療する時のイスって倒されるからけっこう低いよな?
あのコ、そんなに背ぇ低かったっけ?
もしかして、もしかして…
 
 

もしかして、ムギュムギュと当たっていたのは
お胸じゃなくてお腹ですか? 


2003年もどうぞよろしく[03.1.9]

冬まっさかりの今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
こんばんわ、ここんところゲームキューブのキン肉マン2世にハマっているYAMADAしゅに〜です。
ウヒョ〜!ウォーズマンカッコイ〜!スクリュードライバーーーーーーー!!!!
 

ところで、冬といえば小学5年生当時を思い出します。 
掃除当番を終え、学校からの帰り道を急ぐワシの前に、同じクラスの女子2人が立ち尽くしていました。 

「どうしたの?」
「あっ、ヤマダくん。コレ見てよ。ここに置いてあったの」 

そう言って手渡されたものは、たどたどしい字で書かれた手紙らしきものでした。 

『こんにちは。
ぼくは○○△△といいます。いつもみんなとともだちになりたいとおもっています。
ぼくのすんでいるところはここです。どうかぼくとともだちになってください。
おちかづきのしるしに、ガムを2まいいれておきます。たべてください。』

ぼくのすんでいるところはここです、の部分には、地図が書き添えてありました。
といっても、「てがみのおきばしょ」「どうろ」「いえはここ」という程度のものでした。 

「・・・・・・。」
「ねぇ、ヤマダくん、コレってどう思う?ねぇ?」
「いや、どうって言われてもねぇ・・・」 

手紙内に描かれていた地図の場所にある家を探すと、その家の窓からこちらを見ている幼い兄妹と目が合いました。 

「あっ、もしかしてこの家?」 

そう思った瞬間、その兄妹は急に身を隠しました。
女子2人もその兄妹たちに気がつきました。 

「あー、ここのコなんだぁ」
「・・・そうみたいだね」 

しばらくすると、身を隠した兄妹は、こちらに見つからないように(しているつもりで)再び窓からこちらを見ていました。
思いっきり何かを期待しているかのようなワクワクした表情で・・・。
そんな健気な兄妹の気持ちに応えてあげたくもなったものの、その女子2人もワシもその後にソロバン塾がひかえていました。
すぐにでも帰らなければならなかったのです。 

「ごめんね」
「本当にゴメンね」 

そう言いながら、手紙を封筒にもどして元にあった位置に置き、その場を後にしたワシら3人。
申し訳ない気持ちと、可哀想な気持ちがいっぱいで、再びその兄妹の方を見ることができませんでした。 

知っている精一杯の丁寧語で書いたであろうあの手紙。
その後、兄妹は友達をつくることができたのでしょうか。
そしてその友達にガムはちゃんと食べてもらえたのでしょうか。
今でも時々思い出します。
 

それよりなにより、兄妹と思われていたのが実はそうではなく、妹だと思っていた方のコが
親戚の家に遊びに来ていた矢口真里だったかもしれないと思うと、
悔しくて悔しくて今でも眠れない夜を過ごすことがあります<新年早々、やっぱりアホ。
 


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