J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
|
|
|
|
|
日本が近代の夜明けを迎えた時代。ひたすら庶民のため自分の医術を捧げ、それがゆえに医学の進歩に取り残されてしまう名医を描くドラマ。博打好きな美人妻に付き合い、彼女が負ける度に着物を脱がされ、最後はふんどし一つに。そんな所から“ふんどし医者”の異名をとる主人公・小山慶斎に森繁久弥。荒くれ男相手に、おしとやかに「半でございます」とやる慶斎の妻を原節子。医学の修行に出かけた恋人を待つ役で、江利チエミも出演している。
太閤秀吉はすでに死に、関ヶ原の戦いにも敗れ去った豊臣方。家康の跡を継ぎ、征夷大将軍になった徳川秀忠も豊臣家への圧力を強めている。だが、大坂城だけは、少しもその威容を失っていなかった。そんな頃、関ヶ原の戦いで一家を失った命知らずの無法者・茂兵衛（三船敏郎）が職を求めて大坂へやって来る。そして、縁あって知り合った加藤清正の娘・小笛（久我美子）から茂兵衛は、豊臣秀頼に輿入れしていた千姫（星由里子）誘拐の依頼をされる。千姫は、豊臣方にも徳川方にも大切な人物だった。
戦国時代初期、東の国に独眼の太郎を首領とする野盗一味がいた。豪族を襲撃して得た多大な収益を手に八重山の郷を訪れた彼らは、村が悪税や労役によって荒廃してしまったことを知り、村人を救うため立ち上がる。市川染五郎（現・松本幸四郎）、中村萬之助（現・吉右衛門）兄弟と実父松本幸四郎（のち白鸚）の親子共演に加え、夏木陽介、佐藤允、笠智衆など名優ぞろいで若き野盗たちの活躍を豪快に描いた時代劇。原作は真山美保。
戦時中の不発弾が埋まる危険な工事現場。そこには契約金だけ貰って飯場からずらかる“とびっちょ”の名人・辰の姿もあった。そんな辰に飲み屋のおかみ・梅子がのぼせていたが、辰は飯場の女・しのに惚れてしまう。だが非情な土方頭も、しのを狙っていて。『無法松の一生』の稲垣&三船コンビが放つ痛快アクション。
東宝の創立30周年を記念して製作された時代劇大作。大石内蔵助を松本幸四郎（のち白鸚）、浅野内匠頭を加山雄三が演じるほか豪華スターが総出演する。元禄14年3月。勅使饗応の役を任命された赤穂城主・浅野内匠頭は、指南役の吉良上野介の度重なる侮辱に耐えかねて殿中松の廊下で刃傷におよぶ。罪人となった内匠頭は即日切腹、赤穂藩は取りつぶしとなり、城代家老の大石内蔵助はあだ討ちを胸に秘めて城を去る。
オールスター競演による東宝30周年記念映画『忠臣蔵』の後半。歌舞伎、講談、映画など史実や通説を織り交ぜて数多く語られてきた忠臣蔵の魅力に、新たな視点や表現をくわえて描いた時代劇の力作。赤穂浪士たちはあだ討ちの悲願を胸に、吉良家の情報収集を怠らなかった。吉良邸の絵図面をもとに策を練った内蔵助たちは、元禄15年12月、死装束に身を包み、本懐を遂げるべく吉良邸に討ち入る。
剣一筋で名をなさんとする九州小笠原藩の早川典膳（市川：現・松本幸四郎）は、泰平の世にあって退屈な日々を過ごしていた。来藩した宮本武蔵（月形）を怒らせ、その非情な性格ゆえ罪をとわれることになった典膳は、山中にこもり秘剣“吹雪の剣”を編み出し、やがて上意うちの命が下った義兄・細尾長十郎（長門）との対決をむかえる。天才剣士の運命を男同士の友情をからめて描いた、五味康祐原作のハードボイルド時代劇。
大坂夏の陣の後の波乱の時代に、夢と野望に生きた若武者たちの姿を描いた南條範夫原作の娯楽時代劇大作。クライマックスに発生する大龍巻の特撮シーンは圧巻。圧倒的な自然の力を円谷英二が見事に表現している。若侍の深見重兵衛（市川）、草薙修理（佐藤允）、奥野久之助（夏木）の3人は、落城寸前の大阪城から命からがらに逃げ出すものの、厳しい徳川勢の追手にかなわず、バラバラに落ちのびる。豊臣家の遺産を前に再会する3人の頭上に、未曾有の大龍巻が襲いかかる！
室町時代末期。勘三郎（市川染五郎）が下働きをする黄旗屋は、自由都市・堺でも有数な豪商だった。そこには、蒔絵（大空真弓）と緑（星由里子）という美しい姉妹が二人おり、婿候補として公卿の大辻中納言（有島一郎）や官領職の猪谷兵馬（中丸忠雄）たちが招かれる。彼らを乗せ、船遊びが催されることになるが、嵐に遭い船は難破。一同、小さな無人島に打ち上げられ。南海の孤島に打ち上げられた人たちが、公家も武将も、女も男も、船乗りも町民もなく生き抜いていく姿を描く人間ドラマ。
戦国末期、無類の強さと男気あふれる豪快さで侍大名を震え上がらせていた加賀七党の首領“信夫の虎・豪右衛門”。彼の二人の弟、弥藤太と隼人は人質として八年間、戦国大名・円城寺家の城で暮らし、久しぶりに里帰りするが、徹底した侍嫌いの豪右衛門に、侍暮らしになじんだ隼人は反感を抱く。やがて円城寺攻略をねらう朝倉家のたくらみから、二人は相争うことになるが。迫力の合戦シーンで描くスペクタクル時代劇。
三船プロがその総力を挙げて製作した壮大な戦国絵巻。井上靖の原作を橋本忍、國弘威雄が脚色、『無法松の一生』や『或る剣豪の生涯』など多数の三船主演作を手がけた時代劇映画の巨匠・稲垣浩が監督。ヒロインには当時東映の専属だった佐久間良子が起用された他、萬屋錦之介、石原裕次郎と邦画各社を代表するスターの豪華共演を実現した。また多数の騎馬を用いた大迫力の合戦シーンも見逃せない。
|||||
