J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
「性」と「暴力」「政治」を題材に過激な作品を作り続けてきた若松孝二が1970年に発表した作品。内ゲバで息子を殺された郵便局員の父親が上京し、新宿の狂気に触れていく。アングラ芝居のメンバーだった青年が殺され、犯人は「新宿マッド」だという。息子の死の真相を知るべく田舎から上京した父親(谷川)は、息子が革命を起こそうとしていたことを知る。しかし新宿の自堕落な若者を眺めるうち、彼は革命に疑問を抱き始める。
首都総攻撃を目論む革命組織「四季協会」の秋軍団十月組は十月(吉沢)をリーダーに、米軍基地襲撃など武器奪取のためのゲリラ襲撃を展開する。しかし、冬軍団二月組に武器を強奪され、兵士たちはリンチにあう。焦燥感の中次第に孤立化し、個別闘争の中で散っていく兵士達。前年にドキュメンタリー『赤軍−PFLP・世界戦争宣言』を撮りベイルートから帰国した若松孝二率いる若松プロがATGと初提携して製作した問題作。
[1960s][1970s][1980s][1990s][2000s]