一日研修

今年は野田生、落部、濁川の各事業所を視察研修しました。フィードデザインは丁度12時ころから搾乳が始まるという事で全体のスケジュールを組み、午前中は余裕があるのでパノラマパークでパノラマ館をバックにして集合写真を撮る。空は雨模様でしたが駒ヶ岳を連想する風景です。道すがら柏木のミルク道路に植えて有る花壇も見学、2軒の農家とも素晴らしい花壇づくりを見て歓声を上げていました。


長谷川宮子さん宅


日比野トシさん宅


八雲フィードデザイン
(野田生柏木)

野田生地区の酪農家6人が共同出資し、総事業費十数億円、飼育頭数700頭以上、おそらく道内一の規模だと思う、バスから降りると早速牛舎から強烈な異臭に見舞われたが、時間が経過すると気にならなくなる、円形のテーブルに40頭分の牛が15分位で一回転する内に搾乳は終わり順次流れ作業で牛は1頭づつ出て行く、正に牛乳工場です。牛が牧草地でゆっくり草を食み自然情緒な田園風景とは全く概念が違う世界になってしまいました。生産コストを下げ省力化する余りこの様な生産システムが出来上がったのでしょう。


ゆっくり回転する搾乳機


長谷川水産入澤工場

冷凍工場内の見学は完全殺菌、帽子、マスク、ガウン、靴の履き替ええ、エア室で誇りの除去等完全防備、外部からの雑菌侵入に気を使っている、清潔、整頓された室内で従業員は黙々と作業をしておりました。


作業室


森地熱発電所

発電開始してから30年、近くにいながら余り感心がありませんでしたが原発事故以来、一躍注目されている、特徴としては1.純国産エネルギーである。2.燃料が不要である。3.クリーンエネルギーである。4.半永久的に安定している。問題点として1.国立公園と競合するため立地場所が限られる、2.発電量が5万キロと原発の7分の1、3.開発リスクが高い等でまだ全国で17カ所しか運転していない。しかしここの発電所では汲み上げた一部蒸気を濁川地区のハウス農家へ供給してトマト、キュウリらの生産に利用されており地域住民は相当な恩恵を受けている。


蒸気冷却塔


蒸気タービン発電室