膝痛
中年から老年にかけて多い症状です。
最初は、膝のあたりが重いだけですが、
やがて、鈍痛を感じるようになり、
曲げたり伸ばしたりするとコキコキ音がして痛みがでてきます。
さらにひどくなると、水がたまり、正座が出来なくなります。
治療法として、よく蒸した厚手のタオルで、
30分ほど膝を温め、そのあと、膝、もも、ふくらはぎを、
5〜6分マッサ−ジしてください。
ツボは、委中、承山、梁丘、血海、外膝関、内膝関、
特に、内膝関と犢鼻の灸は良く効きます。
私の所見
正座が出来なくなって1年以内なら、90%の確率で良くなります。1年から2年以内ですと50%の確率です。3年以上経つと90%以上の確率で正座が出来なくなってしまいます。正座が出来なくなったら早めに鍼灸院へ行った方がよいです。
膝の内側が痛むのは、老化の為に起こることが多いです。なかなか治りは良くありません。鍼・灸が1番効果的でしょう。
膝の外側が痛むのは、外傷的が多く冷湿布を張っていると治りやすいですが、それでも、治らない場合は鍼灸院へ行くのが速く治りやすいです。
正座が出来ず膝カブが痛む人は、膝蓋骨の外縁から指3本上にある梁丘という穴をおもいっきり押して柔らかくすると、楽になる場合があります。鍼灸院へ行くのが1番良いでしょう。
膝の裏側が痛む人は、膝の裏を軽く指先で揉んであげると良いでしょう。鍼灸も良いですが、マッサ−ジが1番効果的だと思います。
運動法
足の裏がつかない高いいすに座って、1キロぐらいの重りを(砂糖袋ぐらい)足首につけて、足を上げる運動を10回ぐらいずつ毎日やると良いで゛しょう。
仰向けに寝て、つま先を息を吸いながらお腹の方に向け、息を吐きながらつま先を伸ばします。これを、毎日10回ぐらいやると良いでしょう。
膝を良く回してあげるのが効果的ですので、自転車を乗ったりするのも良いです。