アクションの詳しい説明

ここではゲーム中に使用するアクションごとに詳しいルールなどを説明します。

1. キャラクターを呼び出す

キャラクターカードは相手のキャラクターとバトルを行って勝利を目指す、ゲームに必要不可欠なカードです。
キャラクターカードを呼び出せないデッキに勝ち目はありません。

キャラクターカードを出すには、そのキャラクターごとに記されているコストを支払う必要があります。
また自分のフィールドにすでに同じキャラクターが存在する場合、そのキャラクターカードを出すことはできません。
相手のフィールドにいる場合や、KOされてしまった後ならOKです。
そのキャラクターを元にしたタッグキャラクターが出ている場合にもキャラクターカードを出すことはできません。

キャラクターカードはフィールドに出た直後はスリープしています。

2. タッグ化する

タッグキャラクターカードは、2人のキャラクターが一組になってバトルをおこなう、キャラクターカードの一種です。
タッグキャラクターは、普通のキャラクターよりも能力値が高く、変わった特殊能力を持っていることが多くなっています。

またタッグキャラクターは属性を2種類以上持っていることがあります。
このようなキャラクターはアイテムカードを使う際のコストとしてそのどちらのコストとしても扱うことができます。

タッグキャラクターカードを出すには、自分のターンの間にその構成要素となる2人のキャラクターが両方ともウェイクして自分のフィールドに出ているか、片方がウェイクしていて自分のフィールド上、もう片方が自分の手札に存在している必要があります。
タッグキャラクターを出したときにその2枚のキャラクターカードは持ち主の破棄されます。

フィールドに出ているキャラクターをタッグ化した場合、アイテムとダメージは引き継がれます。
タッグ後、ダメージがHP以上になってしまった場合は、タッグキャラクターはKOされてしまいます。
タッグ化により同じアイテムが2枚重なってしまった場合は1枚を破棄してください。

タッグキャラクターカードはフィールドにウェイクされて出ます。

タッグキャラクターカードは条件さえ揃えば1ターンに何枚でも出すことができます。
リーダーキャラクターをタッグ化することはできません。

また自分のフィールドにタッグキャラクターが出ている間、その元になったキャラクターカードをフィールドに出すことはできません。
なおタッグキャラクターカードは1枚のキャラクターカードとして扱います。

3. アイテムカードを装備する

アイテムカードをフィールドに出ているキャラクターカードなどに装備させることで、そのカードが強化されたり、逆に弱くなったり、またゲーム全体に影響を与えたりするようになります。

手札にあるアイテムカードをカードに装備させるには、装備させるカードを1枚指定して、アイテムカードの右上に記されたコストを支払う必要があります。

同じアイテムを一枚のカードに複数装備することはできません。
違うキャラクターに1枚ずつ装備させたり、違うアイテムを一人のキャラクターに複数装備させることは可能です。

キャラクターに装備したアイテムはキャラクターがフィールドからいなくなるまではキャラクターに装備されたままフィールドに残ります。
この間、アイテムは常に効果を発揮し続けます。
アイテムを装備したカードがフィールドからなくなった場合、アイテムカードは持ち主の捨て札置き場に送られます。。

キャラクターカードの下にアイテムカードを半分くらい重ねて置くことで、キャラクターにアイテムが装備されていることを示します。

アイテムカードはターンを進行させているプレイヤーのメインフェイズの間にしか装備できません。
アイテムカードに属性がある場合、アイテムカードに記された「属性」と同じ属性のキャラクターを消耗させて発生したコストで支払わなければなりません。

アイテムカードは特に記述が無い限りキャラクターにのみ装備させることができますが、アイテムカードによってはバトルカードやフィールドに装備させることができることがあります。
カードにバトルカードやフィールドに装備させると記述されている場合、キャラクターに装備させる手順と同様の手順でカードに記述された対象に装備させることができます。

同じアイテムを一枚のバトルカードに複数装備することはできませんが、フィールドに装備させるアイテムについては何枚でもフィールドに装備させることができます。
また、これらのカードをキャラクターに装備させることはできません。

アイテムカードは、自分のキャラクターでなくても装備させることができます。
この場合、ゲーム終了時に相手のカードと混ざらないように気をつけるようにしましょう。
向きを変えたりなにか目印になるような袋に入れるなど各自で工夫してみてください。

4. バトルカードを出す

バトルカードは手札にある限り好きなだけ何枚でも出すことができます。
ただしフィールドに同時に存在できるバトルカードは、プレイヤー1人につきサブフィールドに2枚、メインフィールドに3枚まで、つまりお互いの合計で10枚までです。

同じ名前のバトルカードを複数枚フィールドに出してもかまいません。
また、出したバトルカードをすぐに使用してバトルを挑むこともできます。

6. インスタントカードを使う

インスタントカードはゲーム中に突発的に起きるさまざまな事件を表しています。

インスタントカードを使うことで普通だったら負けてしまうようなバトルに逆転勝ちを収めるなど自分に有利に、相手に不利に展開を変えることができます。

インスタントカードはコストが支払えるかぎりインスタントカードが使用できるタイミングであればいつでも何枚でも使用することができます。
手札にあるインスタントカードを使うにはカードの右上に記されたコストを支払う必要があります。

インスタントは即効性のものであり、インスタントカードが出された瞬間にその効果を発揮し、カードは捨て札置き場に置かれます。

7. 特殊能力を使う

特殊能力とはキャラクターカードに書かれているそのキャラクターが使用できる独自の能力のことです。

キャラクターカードに書かれた特殊能力は基本的にインスタントカードと同じようにバトル中をのぞきコストが支払えればいつでも使用できます。
また説明文中に特殊能力を使うための条件が書かれている場合や、いくつかの制限が課せられていることがあります。

コストや「HP-2」のような制限(使用代償)のない特殊能力
キャラクターがフィールドにいる間、常に効果を発揮している特殊能力です。
 
コストや「HP-2」のような制限(使用代償)を必要とする特殊能力

名前に続いてコストアイコンが書かれている特殊能力は、コストを支払ったときだけ効果を発揮する能力です。そのキャラクター自身でコストを発生してもかまいませんが、コストを発生すると消耗してしまうことを忘れないで下さい。

コストだけではなく、「HP-1」のような条件が書かれている特殊能力もありますが、それらの場合はコストを支払うようにして条件を満たす必要があります。

また「〜のとき」などと書かれている特殊能力はその場面になったときに特に使用することのできる特殊能力です。

キャラクターカードの特殊能力には必要なコストの性質を示すアイコンが3種類設定されている場合があります。

特殊能力によって変化した能力値の持続
フィールドにある限り常に効果を発揮する特殊能力を除いて、ターン中に発生した特殊能力の効果により変化した能力値はターン終了時にもとにもどります。
 
▽インスタントや特殊能力は相手のターンでもOK!

他の種類のカードは自分のターン中にしか使うことができませんが、インスタントカードとキャラクターの特殊能力を使用するアクションは相手のターン中にも使うことができるものがあります。
インスタントカードや特殊能力は常に使用が宣言された時点でただちにその効果を発揮します。

もし自分の宣言したアクションに対して相手プレイヤーが同時にアクションを宣言した場合は、効果の解決はターン進行中のプレイヤー側による効果を先に処理します。ただしカードのテキストに特別な記述がある場合にはその効果に従います。

残りHP1で待機状態の女性キャラクターにインスタントカード『倒れられた姫君』の効果「対象の女性キャラ1体をスリープさせ、2点のダメ ージを与える」とインスタントカード『好物』の効果「対象のキャラ1体のHPを4点回復する」を、同時に使用することを考えてみます。

相手側プレイヤー 『倒れられた姫君』を使用

ターンを進めているプレイヤー 『好物』を使用

『好物』でHPが4点回復し5になる

『倒れられた姫君』でスリープし、2点のダメージを受け、キャラクターは残りHP3で生き残ります
8. 対戦相手にバトルを挑む

「バトルを行います」とターンを進行中のプレイヤーが宣言したら「バトル」へと移行します。

バトルカードに従い、攻撃能力値から防御能力値を引いた値がダメージとなります。
差がマイナスになった場合、ダメージを与えることができません。
ダメージの分だけHPが減少します。HPの減少を表すため、キャラクターの上にカウンターを置いておきます。
キャラクターカードに記されたHPの値から乗っているカウンターの数を引いたものが現在のHPの値ということになります。

HPが0以下になったキャラクターはKOされます。
フィールドを離れ持ち主の被撃墜キャラ置き場に置かれます。
もしアイテムを装備していたならそのアイテムは捨て札置き場に送られます。

バトル中にもインスタントカードの使用や特殊能力を使用することができます。
ただしバトルの時だけは特別にバトルを挑んだ側、挑まれた側に交互にインスタントカードの使用や特殊能力を使用するチャンスが回ってきます。

アイテムや特殊能力、インスタントなどにより能力値が変動する場合がありますが能力値には上限はありません。
また、能力値は0以下にもなることがありマイナスの値をとることさえありえます。

以下に、バトルの流れを説明します。

A. バトルの開始

ターンを進行中のプレイヤーがバトル宣言します。
ターンを進行中のプレイヤーに待機状態のキャラクターがいなくてはなりません。
またバトルカードが1枚もフィールドに存在しない状態ではバトルを宣言することはできません。
1枚のバトルカードは1ターン中に1回しか選べません。おこなっていないバトルが1枚もない場合にも同様にバトル宣言はできません。
このときバトル宣言に対して相手プレイヤーは1つのアクションを宣言することができます。
アクションの効果はバトル宣言に優先されて処理されます。

B.バトルを挑んだ側がキャラクターを宣言する

バトルにどのキャラクターで参加するのかをバトル宣言をおこなったプレイヤーが先に選びます。
選んだキャラクターはスリープします。

C.バトルを挑まれた側がキャラクターを宣言する

バトルを挑まれた側のプレイヤーがどのキャラクターでバトルを受けるかを決めます。
スリープしているキャラクターではバトルを受けることはできません。
例外的にリーダーキャラクターだけはスリープしていてもバトルを受けることができます。
従ってリーダー以外のキャラクターがすべてスリープしているときには、スリープしていてもリーダーがバトルを受けなくてはなりません。

選んだキャラクターはスリープします。

D.バトルを挑んだ側がバトル種目を宣言する

バトルを挑んだ側のプレイヤーがフィールドに出ているバトルカードの中から、このターンにまだ使っていないカードを1つ選んでバトル種目を決定します。
バトルカードは相手が出したバトルカードからでも選ぶことができます。
選んだバトルはこのターン中はもう一度使用することはできません。
使用済みのカードであることを示すために、バトルカードをスリープさせます。

E.バトルを挑んだ側がバトル種目を宣言する

バトルを挑んだ側のプレイヤーがフィールドに出ているバトルカードの中から、このターンにまだ使っていないカードを1つ選んでバトル種目を決定します。
バトルカードは相手が出したバトルカードからでも選ぶことができます。
選んだバトルはこのターン中はもう一度使用することはできません。
使用済みのカードであることを示すために、バトルカードをスリープさせます。

F.キャラクターが持つ「特殊技能」「付加技能」「性格」「得意/苦手バトル」による修整を受けます。

「特殊技能」「付加技能」「性格」「得意/苦手バトル」によって受ける修整値を計算し、付加します。

G.バトルを挑まれたプレイヤーが特殊能力を1つ使用する機会、お互いのプレイヤーがインスタントカードを複数回使用する機会

バトルを挑まれたプレイヤーは特殊能力を1つ使用することができます。
またお互いのプレイヤーはインスタントカードを何枚でも自由に使用することができます。

H.バトルを挑んだ側がIの手順にすすむかFの手順に戻るかを選択する
I.バトルを挑んだプレイヤーが特殊能力を1つ使用する機会、またお互いのプレイヤーがインスタントカードを複数回使用する機会

バトルを挑んだ側のプレイヤーはバトルの結果を出す前に最後に1回、特殊能力を使用するチャンスがあります。
またお互いのプレイヤーはインスタントカードを複数回使用することができます。

J.バトル結果を出す

それぞれのプレイヤーはバトルカードに書かれた「攻撃能力属性」と「防御能力属性」に基づきキャラクターカードの2つの属性の数値を見て下さい。

相手のキャラクターの「攻撃能力値」から、キャラクター自身の「防御能力値」を引きます。
結果が0以下だったのならバトルの結果キャラクターはダメージを受けなかったことになります。
結果が1以上だったのならバトルの結果、キャラクターがダメージを受けてしまったということです。
ダメージカウンターをキャラクターカードの上に置いてそのキャラクターがダメージを受けていることを表してください。

ダメージはバトルを挑んだ側とバトルを挑まれた側両方に同時に与えられることになります。
たまったダメージがキャラクターのHP以上になってしまった場合そのキャラクターはKOされてしまい、キャラクターカードは被撃墜キャラ置き場に置かれます。

相手キャラクターをKOさせることができた場合プレイヤーは1枚のカードをドローします。

例1
プレイヤーAがバトル参加キャラクター『一ノ瀬ことみ』を宣言しました。これに対してプレイヤーBは『坂上智代』で受けることを宣言します。プレイヤーAはバトル「料理(攻撃能力値:感性/防御能力値:感性)(屋外/日常系)」を宣言しました。バトルを挑んだためそれぞれのキャラクターはスリープします。
【ステップ1】
プレイヤーAの『一ノ瀬ことみ』は特殊能力[料理]により、(攻撃能力値:5/防御能力値:5)です。それに対し、プレイヤーBの『坂上智代』は(攻撃能力値:3/防御能力値:3)です。
【ステップ2】
『一ノ瀬ことみ』の受けるダメージ=5−3=2点
『坂上智代』の受けるダメージ=3−5=-2(ダメージは0)点
となるところです。
【ステップ3】
ここで各キャラクターの特殊能力などが計算されます。『坂上智代』は計算結果[攻+1][防+1]により、(攻撃能力値:4/防御能力値:4)です。
『一ノ瀬ことみ』は計算結果変化なし、(攻撃能力値:5/防御能力値:5)です。
【ステップ4】
しかしここでプレイヤーBは『坂上智代』の特殊能力「元・粛正者:バトルの間、相手キャラに[攻-1][防-1]できる」を使用します。
結果として『一ノ瀬ことみ』の能力値は(攻撃能力値:4/防御能力値:4)になりました。これによりお互いのプレイヤーはダメージを受けないことになります。
例2
このままダメージなしでバトルが終了するのはイヤだと思ったプレイヤーBは、『坂上智代』に対してインスタントカード「追加攻撃:ターン終了時まで、対象のキャラ1体の能力値1つ を指定し、それに+2する」を使うことにしました。これにより、『坂上智代』の能力値は(攻撃能力値:6/防御能力値:6)となり、相手に2ダメージを与えることに成功しました。
9. バトルカードを破棄する

自分のターンのメインフェイズの間なら、何枚でも自分のバトルカードを破棄することができます。

10. 手札を捨てる
手札の上限枚数は通常7枚までです。
ターンの間、なんらかの理由で一時的に8枚以上になることはかまいませんが、自分の手札調整時に手札の上限を越えてはいけません。
もし越えていた場合、上限枚数を越えなくなるように手札の中からカードを選んでゴミ箱送りにしてください。
また、自分のターンのメインフェイズの間であれば、いつでも自由にカードを選んでゴミ箱送りにすることができます。
キャラクターカードは1枚につき1コストに換算できることに注意してください。

07 ウェイクとスリープについて<<<   >>>09 キャラ能力