all songs arranged by ak.homma
インパクト強すぎのデビュー曲。
例えポルノグラフィティという名前を知らなくても、この曲は
知ってる人多いんじゃないかな。
発売時、CMでサビが流れたのを聴いた途端、耳から離れ
なくなったものです。
苦しい時つらい時、泣いてもいい。
けど、その後はまた涙をふいて前を向いて、そして胸を
張って生きていくんだって、そういう気分になる曲。
デビュー曲のカップリングにこの曲を持ってくるあたり、
まさに初っ端からポルノグラフィティの多面性を見せている
ように思います。
all songs arranged by ak.homma
初めて聴いた時、出だしの皮肉さ、歌詞に「性感帯」という
単語が出てくるなど、うわ、こんな歌詞を書く人がいるんだなと
感心したことを覚えています。
シングルの中でもすごく好きな1曲なのだけれど、カラオケで
歌うと息つぎ大変で、そりゃライヴでの披露回数も少なくなる
わよねと納得(笑)
多分、生で聴いた回数ランキングトップ。
アップテンポで、一見軽いノリな主人公っていう曲、大好き♪
タマちゃんがいなくなってから、ライヴでラップ部分が
なくなっちゃったのが、ちょっと残念だけどね。
all songs arranged by ak.homma
2000年 [ポルノ3部作] の夏編。
前2曲とは作風ががらっと変わって、DJ風な歌詞と軽快な
メロディ。初めて聴いた時に、昭仁の歌声で「ポルノだ」と
すぐわかったけれど、よく聴いたらそもそも頭と終わりで
「ポルノグラフィティ」って名乗ってるじゃん、というオチ(笑)
このシングル買った時、正直、表題曲よりもこっちの方が
好きだなと思いました。
初期の頃の詞に対する個人的な印象として、晴一の作品は
一定の枠組みの中で必要な材料を緻密に精巧に組み上げて
いくボトルシップ、昭仁の作品は大きな塊から周りを削ぎ落として
最後に必要な部分を残す彫刻、というイメージがあって。
その「彫刻」の、ちょっとごつい感じに心惹かれるのです。
アルバム収録曲のLIVE音源。
懐かしいバージョンの「Fu-Fu」が収録されている、
今となっては結構貴重な音源かも。
昭仁の「そんな時間はないけぇ」に笑えます(笑)
all songs arranged by ak.homma
[ポルノ3部作] 秋編。これでオリコン初の1位をゲット。
そして2000年9月9日の深夜、CDTVでこの曲を演奏して
いるシーンへ偶然にも遭遇したのが、私がそれまでのライト
ファンを脱して、本格的なポルノ中毒者としての道を走り
始めたきっかけでございます。
多分、この曲はポルノにとってもファンにとっても、色々と
格別な曲だよね。
これも昭仁が作った曲って知らないうちから(ライトファンの
頃はそこまで気にしてなかった)、めちゃめちゃ好きだったん
です。そのくせ、ストーカーちっくな曲だということに気付くのが
とーっても遅かった私(^^;
ライヴでこれを歌う彼を見ることができたのは、ある意味
ひとつの財産だなと。後にも先にも、歌う昭仁を怖いと思った
のはあの時だけじゃないかしら……
どう頑張ってももう駄目なのならば、引きずらずに終わらせて、
でも一生忘れない。
聴くたびに心の奥の方が痛むけれど、だからこそ好きな曲。
ハッピーエンドにはできなかったとしても、そういう風に思える
人に出逢えたというのは、それだけで幸せなことかもしれません。
『冷たい手』と曲は同じなんだけど、歌詞と編曲が違うと
全然違う曲に聴こえるんだよね。こちらは前向きに走って
行こうという曲になってます。
『冷たい手』の後にこれを聴くと、過去の続きで今があって、
そして目の前にこれから走っていく真っ白な世界があるんだと
思えます。
all songs arranged by ak.homma
[ポルノ3部作] 冬編にして完結編。
雪国の住人としては、冬っていうより晩秋なイメージですが。
だって冬になったら雨なんか降らないもん(^^;
でも心にしっとりと染みます。そういう意味では確かに冬かな。
晴一が弦の上に指を滑らせる、あの動きが妙に好き。
そういえばいつの間にか、スライドバー使わなくなったよね。
彼らのファンをしていると、こんな風に振り返る瞬間を
忘れない姿にホッとする瞬間が多々あって。
隠しごとは時と場合によってやむを得なくても、嘘だけは
つかない人間になりたいなと常日頃考えているのだけれど、
彼らは少なくともファンに対してはまさにそういう人たちだなと
思うし、多分そういうところが、私が長年ファンでいる最大の
理由じゃないかな。
ポルノとしてはなかなか他にないタイプの曲。
昭仁の歌い方もいつもと違ってファルセット気味というか、
安定してない危うさが感じられるのが、またいい感じ。
本人的には「まだ歌い切れてない」と昔言っていたので、
今また歌ってみてほしい曲です。
何種類かあるバージョンのひとつとか。
編曲が違うだけじゃなくて、歌詞が過去形になっているので
すが、それだけでまた全然イメージが違ってくるのだなと感嘆。
『サボテン』の後、きっと二人で幸せになれた世界もあった
はずですが、これはそのパラレルワールドかな。
all songs arranged by ak.homma
聴いていると舞台を限定しない広い世界観を感じます。
アゲハ蝶が飛んでいる様々な地域の、国の違いとか
そういうことは関係なしに、人間が皆持っているであろう
感情を歌い上げているというか……
最初に聴いた時のイメージは夏の黄昏な感じでした。
青紫色の空の下、旅人が歩き遠ざかって行く後ろ姿を
見送るような。
ベースラインがすごく好きで、聴くたびに耳をすませてます。
タマちゃんがつくる曲はスケールが大きい感じがしますね。
ベーシストならではのどっしりとした部分に加えて、広さや
奥行きがあるというか。
歌詞は男性のわがままな感情を歌っているそうですが、
それをただ「わがまま」とだけに感じさせないのが魅力。
大サビの部分が胸にぐっときます。
ジャパンツアーで耳にした時、一発でノックアウト。
聴きようによっては切なげな歌にもとれるし、男と女の
駆け引き的な歌にもとれる。運命の出会いともとれれば、
ひと夏の恋といった風にもとれる曲。
このシングルは3曲とも出会いと別れのようなものを
歌ってるけど、この曲がいちばんリアルで身近な感じがします。
songs arranged by 本間昭光(M1, 2), ak.homma(M3)
深々と心の中から身体中へと響きわたっていくような
パワーバラード。
出逢えるか出逢えないかはわからないけど、でも絶対に
運命の相手がこの世界のどこかにいるのだと信じることが
できる曲です。
もちろんそれは恋人というだけじゃなくて、色々な人や
色々な出来事という意味でも。そして自分がここに生きて
いる意味が確かにあるのだとそう思える曲でもあります。
Aメロに入った瞬間にふっと音が抜けて、まるで弾き語りの
ようなその雰囲気に耳を惹かれます。
全体的にセピアっぽい世界の中に、サンダルの赤が
差し色として目立つのが秀逸。
初めて聴いた時、「うわ、彼らはこういう曲もやるんだ」と
驚き、さらに昭仁の作詞作曲だと知って、それまでの彼の
楽曲とのイメージの違いにさらに驚いたものです。
ジャパンツアー、渋公4日目での音源だそうです。
実際にあのツアーで聴いて 「カッコいいなぁ」と盛り上がった
アレンジでしたが、こうしてあらためてCDで聴けると、うわーっと
ツアーの時のことが思い出されて懐かしいですね。
all songs arranged by ak.homma
正直、シングルとしてはさほど心惹かれないし、PVもさほど
好きじゃない。けど、ライヴとか『雲民』で聴くといい曲なんだなぁ、
これが。
まあ、駄目元でもある程度壮大な人生プランたてておくべき
だったかもね−とかは今更思わなくもないです。
詞といい曲といい、私の中ではとても晴一らしいなという印象。
やっぱり色々と思うところはあるんだろうなと思いつつ、でも
こういう曲をつくれて公に発表できるなら、きっと大丈夫だろうと
信じてます。
『クリスチーナ』と双子さんな曲だと勝手に思っとります。
浮気したのかなんか知らんけど、男って勝手よねー。
でもまあ、血の気がひくほど焦って、即座に車かっとばして
会いに来るなら、まだ良しってとこかな?
多分このカップルは、この先もこれを繰り返していく気が
しますが(笑)
all songs arranged by ak.homma,ポルノグラフィティ
なんたってサックスの音が素敵。
それと最後のサビのリピートの時に上で鳴ってる鍵盤(多分)の
ラインが好き。
ノリのいい曲に人生考えちゃう詞という、当時のポルノには
結構よく見受けられた路線ではありますが、とりわけこの曲には
人間のひたむきな力強さを感じます。
ホーンセクションがさらにそのイメージを後押ししてますね。
『Mugen』もそうなんだけど、ワールドカップというテーマを
こういう詞にしてしまえるのがすごいですわ。人間の持つ
限りない可能性、そして世界の広さと、にも関わらずその中で
こうして国を越えて交流できる「世界の小ささ」をさりげなく
表現してるのってさすが。
曲もまたタマちゃん的「広さ」が、いかにもワールドワイドで
気持ちいいです。
晴一のギターソロがこれまたいいしねー。
昭仁の歌い方がちょっと粘っこいライヴバージョン♪
『ビタースイート』は私がポルノにいちばん素朴な意味で
「男」を感じる曲。
それがさらにライヴバージョンとくると……もうめろめろですね(>w<)
『Mugen』だと思って聴いちゃうと、どうもダメだなぁ。
ワールドカップNHKテーマソングってことで必要だった編曲
なんだろうけどね。
単純にオーケストラ曲として聴けばそれなりに好きです。
all songs arranged by ak.homma,ポルノグラフィティ
発売前に初めてライヴで聴いた時、もう前奏の時点で
ベース音といいブラスの入り具合といい、すっげぇ好み!と
思って。全体的に、なんとも言えない後を引くような、曲と詞が
相まった、「もう排水溝詰まりそうなんですけど」ってくらいの
「でろでろ感」が最っ高。
もっとこういう曲やってほしいんだけどなぁ。
ポップジャムのエンディングにはいい感じのポップさでしたね。
発売当時ちょうど東京に住んでいたので、雨の土曜日に
ひとりでいるとやたらと思い出す曲でもありました(笑)
前にも書いたけど、晴一の曲は彼独自の「空気」を持ってるなと
思います。
ちなみにタマちゃんの曲には「リズム」が、昭仁の曲には
「世界」があるなと。
この曲はものすごく脆い、ひびの入った薄碧いガラスのイメージ。
ひびが増えてしまうとわかっているのに、つい触ってしまって
鈍い痛みを覚えるような。