栗山-栗丘 75年11月9日

 栗山-栗丘間は起伏の少ない室蘭本線の中にあって途中のトンネルをサミットにして勾配が続く数少ない区間で多くのSLファンが集まりました。私も2度ほど訪問しています。今でこそ走る列車は少なくなっていますが、SL時代末期にあっても数多くのSL牽引列車が走る黄金路線でした。ここは後に私の趣味の師匠となるお二人と初めてお会いした私には思い出深いところでもあります。その中でここでは最後にこの区間を訪問した11月9日に撮影した写真で何とかお見せ出来そうなものを集めてみました。


ナメクジD51の牽引する上り貨物列車です。室蘭本線と言うと石炭列車のイメージが強いのですが、通常の貨物列車も多数走っていました。ここはトンネルよりも栗沢側で、この列車の進行方向に向かって上り勾配となっています。


下り貨物列車です。気温が低くなって来ているので下り勾配でも白煙がたなびいています。


ナメクジD51の牽引する下り旅客列車です。上下線の間にもファンが多数居ます。今では許されないことですが当時は全く問題にされませんでした。この列車はSL牽引最終旅客列車としてC57135が牽引したのと同じ225レです。通常はD51でした。

D511149牽引の上り貨物です。当時は今と違い昼間は通常ヘッドライトは点灯されていませんでしたが、この写真ではトンネルの手前なのでヘッドライトが点いています。


同じ場所でD511118牽引の石炭列車です。石炭列車は重いので煙がすごいです。


上り線側から撮影したコキ混結の貨物列車です。この日はどうやらナメクジと戦時型の当り日だったようです。


栗山駅まで歩いて戻ったのですが、その途中で撮影したトンネルから絶気で顔を出したD51915です。


やはり栗山まで戻る途中で撮影したC57牽引旅客列車です。シルエットから135号機であるのが分かります。


上と同じ列車の後追いです。


栗山駅構内で、追分機関区所属のD51733牽引の貨物列車の入れ替え作業の写真です。当時栗山駅の裏に貯木場があったのが分かります。