北海道医療新聞社

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看護職向け月刊誌:ベストナース

7月号

特集

〜退院支援加算、退院後訪問指導料、認知症ケア加算、7対1入院基本料etc

看護がリーダーシップをとる診療報酬算定の取り組み

 2016年度診療報酬改定はマイナス改定となりましたが、看護職がチーム医療の中でスペシャリティを発揮し、リーダーシップをとっていかれる新たな評価も少なくありません。退院調整加算が再編強化された退院支援加算、退院直後の在宅療養支援を評価する退院後訪問指導料とそれに対する訪問看護同行加算、身体疾患で入院している認知症患者へのチーム医療を評価した認知症ケア加算、皮膚・排泄ケア認定看護師らがチームで関わる排尿自立に向けたケアを評価する排尿自立指導料など、注目される評価項目が目白押しです。
 また、地域医療構想に基づく病院機能選択と相まって、高度急性期病院として7対1入院基本料算定を継続するための看護マネジメント、地域包括ケア病棟の展開なども看護が他部門と協働しながら進める重要な取り組みとなっています。
 これらの点数算定には、もちろん様々な要件・施設基準のハードルはありますが、看護部が患者への質の高いケアの提供と人材育成、医療機関経営への貢献などの観点から積極的に取り組み、届出がなった事例は枚挙にいとまがありません。
 本誌では看護に関わる主要な点数の算定への取り組み事例をレポート。看護マネジメントの重要性を確認するとともに、今後算定を目指す医療機関への道標とします。なお、排尿自立指導料は、北海道がんセンターが6月1日付けで道内第1号の届出を行いましたが、取材日程の関係から本号で紹介することができず、8月号以降で掲載を予定しています。



2016年度 北海道慢性期医療協会講演会

 2016年度北海道慢性期医療協会講演会(中川翼会長)が札幌市内で開かれました。今回のテーマには、「今後の地域医療連携を考える」を据え、基調講演のほか、高度急性期医療機関、慢性期医療機関、訪問診療、居住系施設の立場からそれぞれ講演が行われ、地域連携の課題や情報交流を行いました。


日本精神科看護協会北海道支部診療報酬改定説明会/吉川隆博・東海大学健康科学部看護学科准教授

「診療報酬改定の概要と改定の背景について」

 4月17日、札幌市のかでる2・7で行われた一般社団法人日本精神科看護協会北海道支部(川本典子支部長)の診療報酬改定説明会での吉川隆博・同協会業務執行理事・東海大学健康科学部看護学科准教授の講演を6月号に引き続き紹介します。
 同氏は国は「精神医療の将来像」と「病院の構造改革」に沿って、精神医療は急性期医療と地域支援へと人材、財源をシフトしていく方向を示しており、診療報酬で政策誘導する流れは一段と加速していくと述べ、看護がその中でどう力を発揮していこうとしているのか、主体的に発信していくことが重要と強調しました。



■新看護管理者のプロフィールと所信2016 その2
《掲載施設》市立函館病院、王子総合病院、JCHO北海道病院、札幌徳洲会病院、時計台記念病院、愛心メモリアル病院、道北勤医協一条通病院
■日本精神科病院協会が認知症認定看護師制度を創設
■放送大学公開講演会
住み慣れたまちで暮らし続けるために〜在宅医療と地域包括ケアについて考える〜
■特別寄稿「フォレンジックな看護について学ぼう!」第2回
日本赤十字秋田看護大学看護学部看護学科教授 山田典子氏


【連載】

●気軽に 楽しく コンチネンスカフェ 第3回
●臨床と研究をつなぐ
・札幌医科大学保健医療学部 第4回
・北海道科学大学保健医療学部 第4回 
●地域をつなぐ〜ベネレイトの実践より 第4回
●うちのステーション紹介します!
みかん訪問看護ステーション、きくすい訪問看護ステーション
●専門看護師のチカラ 第24回
●回想法で楽しくやさしく〜心療回想法の理論と実際〜
-日本回想療法学会 小林幹児会長- 
第142回 小林会長の子ども時代
●誌上看護研究発表
平成会病院「360度回転歯ブラシの有用性の検証」
●ナースの暮らし応援ガイド「ヨガでリフレッシュ(25)」
リラックスルームリポ主宰 池田清美さん
●リラックス・タイム〜日本茶と歴史編
[日本茶インストラクター 玉木幸男氏(お茶の玉翠園)]
●ブックレビュー
●ナースレーダー
●ニュースBOX
【グラビア連載】
●3年目の決意−日々の成長が組織のチカラに−
第4回 恵佑会札幌病院
●Pick Up トレンド(東急ハンズ札幌店)
-最新・おすすめ〔エクササイズ〕グッズ-
●エンタメガイド[映画・DVD・イベント・音楽情報]
●お取り寄せ[食用花クッキー はなこ(洋菓子アリス)]

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