自身のリスクを認識し早期発見に努力を
糖尿病とがんの関係
糖尿病は明確な自覚症状のないうちに進行し、気づいた頃には重症化しているおそれのある恐い病気。最近の厚生労働省研究班の報告によると、糖尿病の既往がある場合、がんにかかるリスクが高い傾向にあるというデータが明らかになっている。さまざまな合併症への警戒が必要な糖尿病について、がんとの関連に着目しながら、東札幌病院(白石区)の照井院長に解説してもらった。
本人にしかわからない苦痛
気になりだすと止まらない耳鳴り
突然聞こえてくる耳鳴り。普段なら気にならないかもしれない音が、気になりだしたら、ストレスの原因となる。多くの場合は、そのうち気にならなくなるが、ときには徐々に耳鳴りがひどくなっていって、睡眠不足など生活に支障をきたすこともある。今回はこの耳鳴りについて、札幌医科大学耳鼻咽喉科学講座の白崎英明准教授に解説してもらった。
血栓症を防ぐ
カテーテル治療後の薬物療法
心臓、腎臓などで起こる虚血性疾患の治療法としてカテーテル治療がある。さら
にバルーンやステントなどさまざまな技術により治療成績は高い。しかし、血栓症を
発症する恐れがあり、それを防ぐため抗血小板薬による薬物療法が不可欠だという。
カテーテル治療と血栓症を防ぐ薬物療法について心臓血管センター北海道大野病院(
西区)の佐藤俊也医師に解説してもらった。
働き盛りの男性に多いので要注意
尿路結石症
腎臓から尿道までの尿の通り道に石ができる病気を尿路結石症という。男性に多く、石の部位によっては耐え難いほどの激しい痛みを伴うことがあるのが特徴。一度できると再発しやすいともいわれており、症状や治療法、予防法などについて、中田泌尿器科病院(西区)の中田康信院長に聞いた。
疲れの影響は目だけでなく体全体に
侮ってはいけない眼精疲労
普段、目の疲れを感じることがあっても、大抵は自然に回復し忘れてしまう。しかし、ときには目の疲れが体に影響を及ぼすこともあり、放置しておくとさまざまな症状に悩まされることもあるという。そこで今回は、この眼精疲労について、市立札幌病院前ひゃくまち眼科(中央区)の小栗直美院長に解説してもらった。
小さな町、追分に赤いひまわりで大きな夢と希望を与えた
菊池 正
「子どもたちがいつか故郷に戻ってくるときまで、このきれいなまちを残してあげたい」。そう語るのは、赤いひまわり百万本の会の菊池正代表。『赤いひまわりの里』として知られる旧追分町は、かつて鉄道の町として栄えていたが、やがて鉄道は焼け落ち、若者も町を離れていくようになった。そこで赤いひまわりを町じゅうに咲かせようと会を発足し、活動を始めたのが菊池代表。多くの地域住民と協力し、再び町は活気を取り戻した。現在、赤いひまわりの輪は全国、海外へと広がっている。