北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

1月号

特集記事

必読! 中高年のための部位別疾患シリーズ

第10回  

早期発見できれば治癒率は高い

大腸がん

 国内における大腸がんの死亡者数は現在男性が第三位、女性は第一位を占め、この半世紀の間に飛躍的に増加している。一方で、大腸がんは早期発見できれば、治癒率の高いがんでもあり、検診が有効な手段となっている。札幌徳洲会病院(白石区)の小谷裕美副院長に、大腸がんの病態や治療法などについて解説して頂いた。


家族内で容易に感染

ノロウイルスとロタウイルス

 食中毒というと夏の病気と思われがちだが、冬でも多く発生するものもある。それがノロウイルスとロタウイルスによる胃腸炎。この2つのウイルスは容易に感染し、体力のない乳幼児や高齢者では重篤な状態となるケースもあるという。ちかま胃腸科内科(中央区)の近間敏治院長に、両ウイルスによる感染症について、解説してもらった。


足の裏のほくろは大丈夫?

勘違いが多い悪性皮膚腫瘍

 気が付いたらほくろが大きくなっていた。そのような経験をしたら、もしかしたらがんではないかと疑うのではないだろうか。足の裏のほくろはがん化する、手のひらのほくろも危ないなどいわれているが、本当にそうなのか、皮膚腫瘍に関してたけだ皮膚科スキンケアクリニック(厚別区)の武田修院長に聞いた。


短期記憶障害の理解が大切

認知症

 高齢化の加速も背景に、ますます患者数の増加が指摘される認知症。近年は四、五十代の働き盛りで発症する若年認知症も問題となっている。認知症の初期には、何度も同じことを言ったり、食事の内容を覚えていない、日時や場所、人に対する認識が薄れるなどといった症状がみられるという。精神科ソーシャルワーカーの立場から多数の患者さんに関わってきたメンタルケア札幌(東区)の鎌田稔事務長に認知症ケアの現状を聞いた。




 


カラーグラビア /北海道が1番!〜道民の誇り〜国内No.1ガイド

小樽市

現存する最古の機関車庫

 小樽市手宮と札幌間に北海道で初めて鉄道が開通したのが、明治13年(1880年)のこと。現在、小樽市総合博物館がある一帯は、当時は手宮駅のほか、機関車庫などの鉄道を維持していくためのさまざまな施設に加え、石炭積み出しに関わる諸設備も建っていた。現在「機関車庫三号」と呼ばれる建物は、明治18年に竣工。時代の変遷とともに、役割を終えた機関車庫だが、昭和35年に当時の国鉄によって北海道で最初の「鉄道記念物」に指定され保存されることとなり、同37年には大規模な改修工事が行われた。さらに旧手宮鉄道施設が、平成13年に重要文化財に指定。文化庁と北海道の協力のもと、機関車庫三号の保存修理が平成18年から着手され、平成21年に完成した。

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