北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
暮らしと健康の月刊誌:ケア

2月号

特集記事

一定距離を歩いて現れる痛みに要注意

閉塞性動脈硬化症

 近年急速に増加している疾患の一つに閉塞性動脈硬化症(ASO)が挙げられる。腕や足の血管にみられ、その名称の通り、動脈硬化により狭窄(血管が狭くなる状態)や閉塞(血管が詰まる状態)が起こり、さまざまな障害が現れる病態をいう。高齢化が加速する中で、さらに増加する可能性も高く、ぜひ知っておきたい病態として、西堀病院(函館市)の太齋公隆医師に解説して頂いた。


さまざまな医療機材・医療機器を用いた低侵襲治療の今

最新のインターベンション治療

 薬物治療と外科治療の間に位置しているインターベンション治療は、さまざまな医療機材や医療機器が介する治療であり、近年医療機器の発展などにより急速に進化を遂げている。現在行われている最新の同治療について、札幌共立五輪橋病院(南区)の本間久登理事長に話を聞いた。


上手な自主トレも大切

脳卒中のリハビリテーション

 がん、心疾患に続いて日本人の死亡原因の第3位となっている脳卒中。厚生労働省によると、現在脳卒中の患者さんは約170万人と推定され、2020年には高齢者人口の増加に伴い、約288万人に達すると見込まれている。脳卒中は寝たきりとなる要因の第1位でもあり、脳卒中予防は今後ますます重要となり、り患した場合は回復に向けてのリハビリの充実がさらに求められる。中村記念南病院(南区)の光増智リハビリテーション科主任医長に、脳卒中のリハビリに焦点を当て解説してもらった。


痛みのない血尿が初期段階のサイン

膀胱がん

 膀胱がんは発症率が10万人あたり6〜7人と、ほかのがんと比べて発症率が低い。しかし、再発率が高く、再発を繰り返すうちに悪性度が高くなってしまうこともあるという。早期発見・治療が重要で、そのためには不規則に起こる痛みのない血尿なども手掛かりとなる。膀胱がんの病態や治療法を北海道泌尿器科記念病院(東区)の関晴夫医長に聞いた。


入浴も可能な人工的排泄口

ストーマ

 直腸がんや大腸ポリープなどをはじめとした疾患で、肛門や膀胱での排泄が困難になったとき、患者さんはストーマと呼ばれる人工的な排泄口が必要となる。ストーマについて札幌社会保険総合病院(厚別区)の富岡伸元外科部長に原因となる疾患、神下美雪看護師にストーマのケアやトラブルなどを聞いた。


 


カラーグラビア /探訪 北海道のお宝発見!

第11回 白老町


 北の物流拠点、苫小牧市から車でわずか20分、札幌市からもわずか1時間で結ばれる白老町は、気候も温暖で食材も豊富、温泉にも恵まれ、“健康と癒し”をもたらしてくれる土地。アイヌ民族の文化の保存・伝承にも比重を置き、その魅力は尽きることがない。

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。