北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

8月号

特集記事


健康と医療 30年の変遷

月刊ケアは1983年(昭和58年)に創刊し、今年で30周年を迎えました。読者の皆様をはじめ、多くの方々のご理解、ご協力を得て、30周年記念号を発刊することができました。改めて、ご支援を頂きました皆様方に感謝とお礼を申し上げます。

 今号は創刊30年記念特集として、巻頭グラビアと特集ページで、特別企画をお届けします。この30年を振り返れば、昭和から平成に元号が変わり、バブル経済や震災を経験し、日本は大きく変容したといえるでしょう。ITの普及・発達も私たちの生活を大きく変質させました。

 医療の分野も飛躍的な進化を重ねてきました。30年を切口として、この間の人口動態や疾病構造の変遷を振り返り、また、とくに進化の著しい画像診断技術について、札幌医科大学医学部医学科放射線診断学の畠中正光教授に解説してもらいました。


知っておきたい・わかりにくい

医療の専門用語100プラスα

 体調を崩したり、病気になったときに訪れる医療機関。我々にとって病院や診療所は非常に身近な存在であるといえる。その一方、医師をはじめとする医療者の話を聞く中で、意味のわかりにくい専門用語に出会うことはないだろうか。

 そこで、一般の方々にとってわかりにくいと思われる言葉、知っておくと便利だと思われる言葉をピックアップし、地域で働く総合医、家庭医を養成する札幌医科大学医学部地域医療総合医学講座の山本和利教授のご協力を得て、一覧としてまとめてみた。さらに山本教授には、受診時のアドバイスなども頂いた。


生活習慣病からの発症が増加傾向

若年性脳梗塞

 最近、テレビ局のアナウンサーが30代で軽度の脳梗塞を発症したことで話題となった若年性脳梗塞。中高年に多い病気と思われがちだが、若年で脳梗塞を起こすケースは珍しくないという。原因や予防法などについて、中村記念病院(中央区)の上山憲司脳卒中センター長に解説して頂いた。


1つの土台と3つの柱

医療機関の感染防止対策

 医療機関はさまざまな病気の人が来院する場であり、病原体が集まりやすい。その上基本的には免疫力が低下している人が多く、感染症が広がりやすい環境といえる。そのような医療機関において感染の対策は非常に重要であり、感染制御チームのもとさまざまな対策がとられている。病院の対策と家庭でもできる対策について、札幌徳洲会病院(厚別区)の上戸暢子感染管理認定看護師にお話を伺った。





カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第5回「登山の心得」篇

 大自然を肌に感じられ、良い運動にもなる登山。中高年を中心にブームといわれて久しく、趣味として楽しんでいる人も多いだろう。しかし、楽しむために気をつけたいのは遭難。本格的なレジャーシーズンの今、登山中に遭難しないための心得を知っておこう。山岳遭難救助隊の救助対策官として、隊員の指導、遭難現場で指揮を執る北海道警察本部地域部地域企画課安全対策第二課長補佐の西村和隆警部に話を伺った。

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