北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

10月号

特集記事

重大な病気が隠れていることも

めまい

 普段生活している中で感じることがあるめまい。一口にめまいといってもさまざまなパターンがあり、その背景も単純ではない。とくに脳の病気に関係があり、注意の必要なめまいについて、新さっぽろ脳神経外科病院(厚別区)の藤重正人副院長に解説して頂いた。


日本人の股関節疾患の最も多い要因

臼蓋形成不全

 体重を支え、立ったり、歩く、走るといった移動を行ううえでとても重要な股関節。この股関節に障害が起こると、動きが悪くなり、日常生活に大きな支障が出てしまう。股関節の障害で日本人に多くみられているのが、臼蓋形成不全と呼ばれる状態。具体的にどのような障害であるのか、股関節のエキスパートドクターである、我汝会さっぽろ病院(東区)の春藤基之院長に解説して頂こう。


全身性の病変を伴うこともあるので要注意

シェーグレン症候群

 目や口の乾燥が主症状というシェーグレン症候群。もともとはスウェーデンの眼科医、ヘンリック・シェーグレンが発表した論文にちなみ、その名前がつけられた。日本では昭和五十年代に、厚生労働省研究班の研究によって、広く知られるようになった病気。病状は長期間にわたり安定していることが多いというが、全身性の病変を伴うこともあるので注意が必要。北海道内科リウマチ科病院(西区)の清水昌人副院長に解説して頂いた。


乾燥、湿疹、皮膚炎

加齢と皮膚症状

 肌の乾燥や、湿疹、シミなど年齢を重ねるごとに気になる肌のトラブル。年のせいだからとあきらめてしまうこともあるかもしれないが、医療機器や医薬品の進歩で対処できることもある。医療機関ではどのような治療方法があるのか中高年の受診率が高い症状を中心に、北郷皮膚科医院(白石区)の高橋祥公院長にお話を伺った。




カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第19回 成年後見制度とは何か

 認知症など自身で物事を判断することが難しい場合に、本人の権利を守る援助者を選ぶ制度があることをご存知だろうか。これは成年後見制度と呼ばれ、高齢化の加速と共にそのニーズは高まりをみせている。函館市地域包括支援センター西堀の林珠樹センター長と吉田郁奈子社会福祉士に、具体的な内容を紹介してもらおう。

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