北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

2月号

特集記事

運動と栄養療法で筋肉量と筋力の維持・向上を

骨粗鬆症とサルコペニア

 最近、高齢者の筋肉量の減少の問題を捉える概念として「サルコペニア」という考え方が広まりつつある。実は、このサルコペニアは骨粗鬆症とも深く関わっていることがわかるようになってきたという。札幌清田整形外科病院(清田区)の片平弦一郎院長にその現状と考え方について、さらに、栄養と運動に関するアドバイスを同病院の二木光代管理栄養士、佐々木紫乃理学療法士に伺った。


見慣れない新しいほくろに要注意!

メラノーマ(悪性黒色腫)

 メラノーマ(悪性黒色腫)は「ほくろのがん」といわれるほど、見た目はほくろとよく似ている。良性のほくろなら放っておいても問題ないが、メラノーマの場合は悪化して命にも関わることも。
 メラノーマがどんな病気で、どんなほくろの場合に要注意なのか、小林皮膚科クリニック(北区)の有田賢副院長に分かりやすく解説していただいた。


誤嚥性肺炎を予防し、寝たきりのリスク軽減を

摂食・嚥下障害

 札幌西円山病院(中央区)は昨年11月から「摂食・嚥下外来」を開設した。摂食・嚥下障害とは、食べたり飲み込む機能の障害をいい、高齢化の加速と共に患者さんの増加が予測されている。外来を担当する橋本茂樹主任診療部長に、摂食・嚥下障害の具体的な問題点や外来体制について聞いた。


気になる場合は整形外科を受診しよう

ガングリオン

 手首や指の関節のまわりに腫瘤ができるガングリオン。大きさや症状は患者さんによってさまざまで、治療に摘出手術が必要となることもある。西18丁目・手のクリニック(中央区)の玉井誠院長に聞いた。


かゆみが強まる乾皮症に注意

皮膚乾燥のケア

 冬から春先にかけては乾燥しやすい季節。手あれがみられる方はケアが大切となる。高齢者の場合は季節を問わず、皮膚トラブルが気になることもあるだろう。西堀病院(函館市)の大田祐子薬剤課長に、高齢者の皮膚トラブルとケア方法について解説してもらった。


改正労働安全衛生法に基づく

ストレスチェック制度とは

 労働年齢人口の約15%がメンタル面で何らかの問題を抱えているといわれている中、「ストレスチェック制度」が12月から施行された。医療機関での独自のノウハウを生かし、メンタルヘルス事業を発展させるため専門機関として設置された札幌CBT&EAPセンター(北区)の中村亨カウンセリングマネージャーに教えて頂いた。


カラーグラビア /こんなときどうする? 暮らしの便利ガイド

第35回

〜正しく使えていますか?〜救急車の適正利用

 急病やケガなどの際、119番することで駆けつけ、救急病院等の医療機関へと迅速に搬送してくれる救急車。早急な治療ひいては救命の鍵をにぎっているともいえ、もしものときの頼りになる存在だ。だが近年、一部の不適正利用が社会問題化したり、呼ぶべきときにためらってしまうといったケースも。一般市民が救急車を「正しく」使うためには、どのようなことを心掛ければよいのか。札幌市消防局警防部救急課の荒木雅彦救急需要担当係長と安部裕介消防司令補に話を聞いた。

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