北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

3月号

特集記事

難聴は認知症の大きなリスク

加齢性難聴と人工内耳

 難聴になると日常生活にさまざまな支障を来すようになるが、近年は認知症発症のリスクになることも指摘されている。中等度以上の難聴の場合は補聴器の装用が認知症の予防のためにも有用となる。さらに重度の場合は人工内耳手術の適応となるが、一昨年その基準がより低い段階に変更されたばかり。難聴の病態と人工内耳をめぐる近年の話題について、とも耳鼻科クリニック(中央区)の新谷朋子院長に聞いた。


早期発見に最も重要なのは自己検診

乳がんの早期発見に向けて

 乳がんの患者さんは年々増加している。その一方、乳がんの検診受診率はまだまだ低いのが現状であり、課題となっている。乳腺外来の流れや早期発見、早期受診の重要性について札幌共立五輪橋病院(南区)の米森敦也医師に解説して頂いた。


硬膜下血腫を発症するリスクも

転倒による外傷に要注意

 血液サラサラの薬を服用している場合、転倒して頭部をぶつけると硬膜下血腫を発症するおそれがあるため、高齢者は特に注意が必要となる。柏葉脳神経外科病院(豊平区)の寺坂俊介院長に生活上の注意点などを解説して頂いた。


予防的に薬を使う「プロアクティブ治療」が主流に

アトピー性皮膚炎

 強いかゆみを伴う湿疹を特徴とするアトピー性皮膚炎。乳幼児から高齢者まで幅広い年代に発症し、慢性化により治療が長期化する患者さんも少なくない。最新の治療法も含め、どのような治療が行われているかを中心に、函館中央病院(函館市)の平田悠皮膚科科長に解説して頂いた。


現場からのヒント

認知症の人とのかかわり方

 介護は想定外のことも多く、認知症の高齢者への対応に苦慮することもあるかもしれません。30名近い看護師さんが所属し、日々認知症の方々と接している大谷地病院(厚別区)認知症治療病棟の菊地弥栄子看護師長と病棟看護師の皆さんに実際の現場でのさまざまな事例をご紹介頂きました。


神経難病の中では最も治療法が進んだ疾患

パーキンソン病

 手足の震えや筋肉が固くなるなどの症状が進行していくパーキンソン病。根治療法はなく、国の指定難病に挙げられていますが、数多くの治療薬が作られており、神経難病の中では最も治療法が進んだ疾患の一つでもあります。症状や治療法について、北海道大学大学院医学研究院神経病態学分野神経内科学教室の佐々木秀直特任教授に伺いました。


カラーグラビア /便利で楽しい ふろしき包み

第12回 防災風呂敷術

 災害時には両手が使えると何かと便利です。荷物をまとめて背負うことができる風呂敷リュックは大判の風呂敷を準備すると大人でも十分に背負うことができます。

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