北海道医療新聞社

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暮らしと健康の月刊誌:ケア

7月号

特集記事

花粉やハウスダストで引き起こされる“国民病”

アレルギー性鼻炎

 空気中に浮遊する花粉やハウスダストなど原因物質のアレルゲンを吸い込むことによって引き起こされるアレルギー性鼻炎。連発するくしゃみ、さらっとした鼻水、鼻詰まり、目や喉のかゆみなど日常生活を不快にさせる諸症状に悩まされる人が近年、増加傾向にあります。その発症メカニズム、治療や予防法をはじめ、シラカバ花粉症に罹患する患者さんが多いなど北海道特有の地域性などについて、北海道大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の中丸裕爾准教授に解説をお願いしました。


トラブルや困ったことはすぐに相談を

新型コロナ便乗詐欺に要注意

 新型コロナウイルス感染症に便乗した悪質商法などの詐欺行為が発生し、さまざまなトラブル事例が報告されている。ステイホームが呼び掛けられる中、ネット通販や宅配を利用するケースは増加しているが、実際にどのような問題が発生し、どのような心構えが必要となるのか。札幌市が注意喚起している消費生活情報をもとにみていこう。


発見の遅れや治療中断が課題

骨粗鬆症

 高齢化の加速と共に、今後さらに患者数の増加が予測されている骨粗鬆症。一方、骨粗鬆症は自覚症状が伴わない場合もあり、発見の遅れや治療の中断がみられることが課題となっている。今年は特に新型コロナウイルス拡大の影響から患者さんの受診控えも指摘され、骨粗鬆症治療においても治療の中断による悪影響が懸念されている。あらためて骨粗鬆症という病気について、かわむら整形外科リウマチ・人工関節センター(富良野市)の川村大介院長に説明して頂きながら、早期治療の開始や治療継続の重要性について認識したい。


若年の脳梗塞の原因ともなる

卵円孔開存(らんえんこうかいぞん)

 生後2〜3日で閉鎖する卵円孔が開存したまま成人になるケースは約20〜25%。診断精度の向上により潜因性脳梗塞の再発リスクになることがわかり、その治療法が昨年12月保険診療で可能となった。道内で最初に実施施設の認定を受けた手稲渓仁会病院(手稲区)の廣上貢心臓血管センターセンター長に伺った。


食中毒を引き起こす菌は時間と共に増加する

持ち帰りや宅配の食中毒に要注意

 新型コロナウイルスによる外出自粛で持ち帰り(テイクアウト)や宅配(出前)を利用するケースが増加している。一方、これからの季節で特に注意したいのが食中毒の問題だ。持ち帰りや宅配を利用する場合、具体的にどのようなことに注意すべきなのか。札幌市保健所に聞いた。



カラーグラビア /手ぬぐいの楽しみ方

今月のテーマ/お花のペットボトルカバーの作り方

 飲み口の周りにお花が咲いたようになる、ペットボトルカバー。手ぬぐいと輪ゴムで作れて、結露が気になりません。持ち手があるのでバッグに引っ掛けておくこともできます。

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