北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2016年(平成28年)8月25日付

利用者負担見直し、総報酬割 立場違いから意見対立 社保審部会

 厚生労働省は19日、2018年度介護保険制度見直しに向けて「利用者負担」と「費用負担」の在り方について、社会保障審議会介護保険部会に論点を示した。利用者負担では利用者負担割合を引き上げる対象者やさらなる負担割合引き上げ、費用負担では第2号保険料への総報酬割導入が大きな焦点だ。立場の違いから意見は対立したが、厳しい介護保険の財政状況と見通しを踏まえ、医療保険との整合性確保や負担能力に応じた利用者負担の見直し、総報酬割導入を支持する声は多い状況だ。


北海道内離職率8年ぶり20%台 全国と差広がる

 介護労働安定センターが実施した2015年度介護労働実態調査によると、ヘルパー・介護職員の離職率は14年度と同じ16.5%を保ち、採用率も20.3%とほぼ横ばいなことが分かった。一方で北海道内の離職率は8年ぶりに20%を超え、全国との差が拡大。採用率は全国を上回っているものの、14年度に比べ1.9ポイント低いなど、人材確保・定着に苦慮する道内事業所の姿が反映された結果となった。調査対象は無作為抽出した全国1万7643事業所。9005事業所が回答した(有効回答率51.0%)。


多職種有志によるまちづくりイベント 札幌市清田区

 札幌市清田区の医師が呼びかけ、薬剤師、ケアマネ、社会福祉士、医療・介護事業者ら有志で立ち上げた超高齢社会の地域活性化を学際的に推進する会(リフレ・タウンプロジェクト)が21日、「Com・Fes〜コムフェス」を開催。医療、介護、福祉、営利企業等縦割りや分野を超えた連携によって「住民の健康で幸せな生活」を追求。新たなまちづくりの取り組みがスタートした。


●新カリキュラム説明 主任ケアマネ等向け研修 けあさぽりんく
●大空が病院併設有料ホーム開設 札幌市中央区「ファミリードクターズホーム6・8」
●補足給付への不動産勘案導入 調査研究継続求める声 社保審介護保険部会
●社保審介護保険部会資料から


【企画】●特養 稚内緑風苑(稚内市)
    ●認知症当事者および家族への支援に関するプロジェクト(江別市)
【連載】●ケアマネ受験講座=12
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=13
     特養ひかりの園(熊本県上天草市)看護師 松田智美氏
    ●現場で生かす傾聴技法=47
     北海道総合福祉研究センター 五十嵐教行理事長

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