北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:介護新聞

2016年(平成28年)9月1日付

「地域包括ケアシステム」のカタチ再考 当別町が福祉セミナー

 「地域包括ケアシステム」のカタチを再考する―。当別町は、行政、住民、医療・介護関係者らが今後の地域の在り方について考える「地域福祉町民セミナー」を開催した。地方創生や日本版CCRC(生涯活躍のまち)、地域共生、地域医療構想を含め、各分野のトップリーダーから学び、ワークショップで暮らしやすい地域に必要な仕組み、取り組みを検討。「どのようなまちをデザインするのか」。トップリーダーは「地域の未来像を描き、共有するのがスタートライン」と指摘した。


福祉学ぶ高校生が日ごろの成果披露 介護技術コンテスト初開催

 北海道内の福祉系学科に通う高校生が介助スキルを競い合う「北海道地区高校生介護技術コンテスト」が江別市・北翔大で初めて開かれ、参加4校の生徒14人が日頃の学びの成果を披露した。少子高齢化に伴い介護・福祉の担い手確保と資質向上が課題となる中、競技や他校との交流を通してケアの視点、工夫を共有。進路選択のきっかけや業界イメージアップも期待される。同コンテストは競技を通して技術を高め、あらゆる場面で適切、安全に支援できる対応能力を養うのが狙い。今年5回目を迎える全国大会の地区予選を兼ね、道内で実技コンテストを開催するのは初めて。


地域づくり、介護予防情報提供・共有へ CLCが情報紙、冊子、手帳

 地域づくりや介護予防を進める上で、行政などから地域住民、関係者にどのような情報を提供し、共有するかが重要だ。全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)は行政の委託を受けるなどして、生活支援コーディネーター・協議体の活動を伝える情報紙、通いの場を紹介した冊子、介護予防手帳を編集・発行。コーディネーターのネットワーク化、新たな気づきなど、明確な目的を掲げて発信している。


北海道・初任ケアマネOJT事業 実施地域拡大へ

 主任ケアマネがスーパービジョンを活用して初任段階のケアマネを地域で育て、主任ケアマネ自らのスキルアップにもつなげる、北海道の「初任介護支援専門員OJT事業」アドバイザー研修が8月29、30日、札幌市内で開かれた。2年目となる2016年度は、15年度より実施地域が拡大する見通しだ。市町村を超えて複数の地域が協力し、ケアマネを育成しようとする新たな動きも出てきた。


●芦別慈恵園など4施設に優秀賞 北海道老祉協研究発表会
●施設・事業所 3〜4割が介護職不足 千歳市、初の労働・就業実態調査
●社福の複数事業・施設展開 経営安定、従事者処遇が手厚い傾向 WAMリサーチレポート
●有償ボランティアが生活支援 日胆勤医協在宅「地域支え合い事業」
●2015年度介護労働実態調査 介護労働安定センター


【人物】●日本ファンドレイジング協会北海道チャプター 奥山大介代表
【企画】●ファシリテーター・フェローズ(札幌市)
【連載】●ケアマネ受験講座=13
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=14
    有料老人ホームひびき。(福岡県大牟田市) 看護師 鹿田明子氏、ケアマネ 山根裕美氏
    ●現場で生かす傾聴技法=48
     北海道総合福祉研究センター 五十嵐教行理事長

topへ戻る
ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。