北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2016年(平成28年)9月29日付

保険者機能強化へ地域マネジメント推進 社保審部会厚労省提案

 厚生労働省は、2018年度介護保険制度見直しの議論を進めている社会保障審議会介護保険部会に、保険者機能強化に向けた地域マネジメント推進を提案。要介護状態の維持・改善度合いなど保険者の取り組み成果を反映する指標設定、財政的インセンティブ付与も論点に挙げた。市町村協議制の実効性確保や地域密着型通所介護の総量規制など在宅サービス供給をコントロールする仕組みの必要性も提示。ケアマネジメント利用者負担導入案は意見が割れた。


警察が保護した認知症高齢者 身元判明まで一時入所受け入れ協定

 社会福祉法人制度改革に伴い地域における公益的な取り組みが求められる中、留萌市内で特養萌寿園などを運営する社会福祉法人萌寿会は、留萌警察署が身元不明の認知症高齢者を保護した場合、身元が判明するまで一時的に萌寿園で受け入れる協定を結んだ。法人の持つスキル、ノウハウを生かし、身体・精神的に不安定な状態にある高齢者に安心し過ごせる環境を提供する。警察署と社福の、こうした協定は道内初という。


大学と社福が連携、認知症カフェ運営 10月29日オープン 北広島

 運営主体やスタイルがますます多様化されつつある「認知症カフェ」だが、北広島市では大学が社会福祉法人と連携し運営に乗り出した。道都大社会福祉学科と社会福祉法人えぽっくが10月29日、同市内の広葉交流センター(愛称・いこ〜よ)内にオープン。大学は学生を、社福は専門職を巻き込み、地域に入り込んだ課題解決方法を模索。認知症カフェが持つ可能性はますます広がる一方だ。


札幌社会福祉フォーラム 石川県佛子園多世代共生モデル実践報告

 「地域を創る〜共に生きる、地域づくりの最前線」をテーマに札幌社会福祉フォーラムが24日、札幌市内で開かれた。石川県で廃寺を地域コミュニティセンターに再生するなど、独創的な福祉サービス展開が注目されている雄谷良成佛子園理事長が基調講演に登壇。障害の有無や年齢を問わず集える多世代共生モデル構築の実践報告を通して、人との関わりが生きる喜びになり、元気になれる「ごちゃまぜの力」の魅力を発信した。


●事業実施率6割超 情報共有向けシート活用事例公開へ 北海道医療介護連携専門部会
●触れて体験して知る 札幌で北海道在宅医療推進フォーラム 専門職同士交流の場にも
●訪問介護3万5000件弱、通所介護は4万3400件 厚労省15年介護サービス施設・事業所調査
●生活視点で支えるリハ職に 札幌で日本作業療法学会
●医療と介護の連携の推進に向けた意見交換会専門部会資料から


【人物】●ヒューマンリソース(札幌市中央区) 倉めぐみ社長
【企画】●団地サミット(札幌市)
【連載】●リレー連載 アローチャートで変えるケアマネジメント=2
     野幌第一地域包括支援センター 小林洋貴社会福祉士
    ●ケアマネ受験講座=終
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく) 奥田龍人代表理事
    ●動き出しは当事者から〜関わることの原点が「気づき」と「関係」をもたらす=休
     

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