北海道医療新聞社

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週刊:介護新聞

2018年(平成30年)8月30日付

第21回ケアマネ試験北海道内受験申込者3275人、過去最少

 北海道介護支援専門員協会(道指定試験実施機関)のまとめによると、第21回(2018年度)介護支援専門員実務研修受講試験の道内受験申込者は前回に比べ59.8%減(4862人減)の3275人となることが分かった。実務経験のみで法定資格のない介護等業務従事者除外など受験要件変更が影響し、過去20回で最も少なかった第4回(01年度)の4000人台を下回り過去最少となった。合格者数の大幅減につながるかは試験結果を待たなければならないが、介護・医療連携などの場面で「要」としての役割発揮が今後ますます求められるケアマネを志す人材の減少が、現場に及ぼす影響が懸念される。


保険給付費過去最高9兆2290億円 16年度介護保険事業状況報告

 厚生労働省がまとめた2016年度介護保険事業状況報告によると、保険給付費(利用者負担除く)は15年度比1314億円(1.4%)増の9兆2290億円と過去最高となった。顕著な伸びを見せたのが地域密着型サービスで、1カ月平均15年度比295億円増の1137億円。施設サービスは同6億円増の2380億円、居宅サービスは同196億円減の3710億円だった。


江別市CCRC整備事業者に日本介護事業団(つしま医療福祉グループ)

 江別市は、公募していた生涯活躍のまち(CCRC)整備事業者に、つしま医療福祉グループの社会福祉法人日本介護事業団を代表法人とする共同事業体を選定した。札幌盲学校跡地(大麻元町)の一部約3万1000平方メートルに特養、老健、看護小規模多機能型居宅介護を併設したサービス付き高齢者向け住宅ほか、障害者住まい等を整備。「共生のまち」の中核と位置付ける地域交流ホームにはエリア外から人を呼び込むレストラン、温泉施設なども計画しており、2021年3月末のサービス提供開始を目指す。


障害者就労支援喫茶コーナーを認知症介護者支援拠点にも

 訓子府町役場庁舎・総合福祉センター正面玄関を入ってすぐ目に入るのが「喫茶たんぽぽ」だ。NPO法人福祉サポートきらきら本舗が就労継続支援B型事業所として2001年に開設。バリアフリーの喫茶コーナーとして町民に親しまれている。最近は認知症介護者の支援拠点にも活用され、共生型認知症カフェとしての展開も期待できそうだ。


●報酬改定後「悪化」46% 超強化型のみ収支・稼働率改善 日慢協老健経営調査
●障害者就労支援 環境整えるのが事業者 日本公庫、札幌学院大、札幌市 SBセミナーin札幌
●「自分の家族観のみで判断しない」黒澤教授が家族支援解説 北海道認知症ケア専門士会研修会
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)


【人物】●NPO法人在宅生活支援サービスホーム花凪(札幌市西区)木村美和子理事長
【企画】●認知症対応型デイサービスいろどり(札幌市中央区)
    ●特養札幌こもれびの家(札幌市中央区)
【連載】●ケアマネ受験講座=9
     北海道ケアマネジメントサポートリンク(けあさぽりんく)奥田龍人代表理事
    ●介護人類学=51
     日本医療大教授 林美枝子氏
    ●事例で分かりやすく解説 弁護士との連携=37
     札幌総合法律事務所 石塚慶如弁護士
    ●介護殺人を検証する=休
     ケアリング・コミュニティ研究会代表 千田忠氏

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