北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2020年(令和2年) 12月4日付

感染拡大でも地域医療構想を推進―厚労省が議論整理

 厚生労働省は「地域医療構想に関するワーキンググループ」の第29回会合を開き、今後の地域医療構想に関する議論の整理案を協議した。医療機関の再編統合を行う場合において、民間医療機関が資産等の取得を行った際の税制優遇措置の創設などを提案するとともに、新興感染症感染拡大時でも地域医療構想の取り組みを着実に進めていく必要があるとの方針を示した。


HCV撲滅へ患者拾い上げを―道透析療法学会

 第97回北海道透析療法学会(会長・前野七門仁楡会病院副院長)が11月9?30日にウェブ開催され、29日のセミナーで、北大消化器内科学教室の須田剛生特任助教が「透析患者に対するC型慢性肝炎治療の進歩?北海道での治療成績」を講演した。C型肝炎治療は飛躍的に進歩し、透析例を含む難治症例に対しても高い安全性と治療成績が報告されており、「今後はC型肝炎撲滅に向けて、潜在的キャリアや通院していない患者の拾い上げが重要な課題」と呼びかけた。


旭川森山、新病院オープン 予防医療や救急を充実

 旭川市の社会医療法人元生会(森山領理事長)は、法人内の森山病院(172床)と愛生病院(60床)を移転統合し、JR旭川駅南東側の宮前2条1丁目に新病院の森山病院(稲葉雅史院長・232床)をオープンした。大型複合施設「旭川ウェルネスセンター」の中核として、内科・外科・整形外科・脳神経外科を中心に急性期医療を提供し、形成外科・救急医療を拡充。隣接地で2022年春完成予定の商業複合施設には健康食レストランやフィットネスジムが入居し、院内の予防医学センターと連携し「病気にさせない」をテーマに道北の予防医学・スポーツ医学の拠点を目指す。


●紹介状なし大病院受診 定額負担の増額を提示
●21年度専攻医 1次応募8715人に
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