北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)7月25日付

短期医師支援派遣898回 5.4%増 ドクターバンク21年度 熟練ドクター、スポット診療がアップ

 道地域医療振興財団がまとめた2021年度ドクターバンク推進事業の実施概要によると、登録医の短期支援による派遣回数は898回で5.4%増加、延べ日数は3053日で横ばいだったが、医療機関からの希望に沿った派遣ができており、熟練ドクター、スポット診療医師の派遣回数や日数は、前年度の大きな落ち込みから順調に戻りつつある。


病院建設費 平米単価が最高額に 定員1人当たりも急増─WAM21年度報告

 福祉医療機構が公表したリサーチレポート「福祉・医療施設の建設費について」によると、病院建設費の2021年度平米単価は、10年ぶりに低下した前年度から一転して5万3千円(14.3%)上昇、10年度以降最高額の42万3千円となった。10年前(20万8千円)の2倍以上の水準に達している。


北大遺制研村上教授ら 睡眠不足でNPSLE増悪 慢性ストレスが誘導 サイトカイン制御治療も

 北大遺伝子病制御研究所分子神経免疫学分野(量子科学技術研究開発機構量子生命科学研究所、自然科学研究機構生理学研究所)の村上正晃教授らは、免疫・代謝内科学教室の渥美達也教授らとの共同研究で、全身性エリテマトーデス(SLE)の難治性病態である精神神経ループス(NPSLE)について、睡眠不足による慢性ストレスが精神神経症状を増悪させる分子機構を解明したと発表した。慢性ストレスで全頭皮質神経のミクログリアが活性化し、サイトカインを介した神経活性化が誘導されることから、サイトカイン制御による新規治療薬開発が期待できるという。


新さっぽろ脳神経外科病院 再開発地区で移転オープン 高度急性期機能を強化

 厚別区の新さっぽろ脳神経外科病院(中川俊男理事長、山村明範院長・135床)は、新さっぽろ駅大規模複合開発プロジェクトの新街区で進めてきた移転新築工事が竣工し、オープンした。脳神経外科、脳神経内科の専門病院としてこれまで以上の医療・サービスの向上と地域医療への貢献を図っていく。


●政府コロナ対処方針 医療従事者等4回目接種 無料検査拠点整備を促進

●薬剤師が不足している病院64.8% 病棟業務やチーム医療参画等に支障─厚生労働省

●がんプロ養成 本道プランが最高評価─文科省 計画超える成果

●切開することなく尿道確保 三樹会泌尿器科 ウロリフト導入

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