北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2022年(令和4年)12月12日付

同時流行に備え外来医療体制強化 1日90万人分の患者対応確保

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備えた外来医療体制の強化についての方針を発表。発熱外来の対面診療、電話・オンライン診療等の強化によって、1日最大90万人分の患者対応ができるようにし、土曜日でも55万人分、日曜祝日でも23万人分確保した。


本道 8年連続最下位 20年度 特定健診受診率43.3%

 厚生労働省が公表した2020年度特定健診等実施状況の都道府県別データによると、本道の特定健診受診率は前年度から0.9ポイント低下の43.3%、都道府県別で8年連続最下位となった。特定保健指導の実施率は1.1ポイント低下の17.2%、順位は前年度と同じ46位。


バイオバルブ 5年後のFIH試験目標
           旭医大医工学佐藤助教ら 評価・改良着々と

 旭医大先進医工学研究センターの佐藤康史助教は、同センターの武輪能明教授らと開発中の自己組織由来人工心臓弁「バイオバルブ」の臨床応用を目指し、組織工学の専門家として製品の評価・改良に取り組んでいる。その研究成果に対しては、北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)が2022年度理事長賞を贈った。製品は抗血栓性や耐久性に優れ、移植後の組織再生や成長も期待できることから、特に小児患者への有用性が期待されている。5年後を目標にファーストインヒューマン(FIH)試験を開始する計画だという。


恵祐会札幌 頭頚部がんにアルミノックス治療導入
              道内民間病院初 緩和的適応にも期待

 白石区の恵祐会札幌病院(高橋宏明理事長、久須美貴哉院長・229床)は、頭頸部がんに対し、がん光免疫療法の一つであるアルミノックス治療を道内の民間病院として初めて導入。11月16日に1例目を実施した。手術を担当した渡辺昭仁副院長は「従来の治療法では緩和ケアに移行するしかなかったケースも、アルミノックス治療でがんと戦い続けることができる。ファイティングポーズを取ることが患者のモチベーションになれば」と話している。


まつもと薬局 管理栄養士が幅広く活躍
                  独自のレシピコンテスト開催

 帯広市のまつもと薬局は、認定栄養ケア・ステーションとして、地域における栄養相談、献立作成、講演、調理実習などを実施。独自にレシピコンテストも開催するなど、幅広く活動している。


●かかりつけ医機能発揮制度を創設へ 定義の法制化、情報提供を充実

●財政審 秋の建議 ウィズコロナ移行検証・見直しを

●研究者へ激励送る 寿原財団 15人に助成金贈呈

●製鉄記念室蘭 認知症ケア加算算定不備の防止 目につきやすい形で注意喚起

●さつき会Gコレカラ LINEを用いて自宅運動促進 画面上の会話でモチベーション増

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