北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)1月30日付

次期改定へ春から意見交換 中医協 医療計画・働き方など検討

 中医協総会が開かれ、厚生労働省が2024年度の次期診療報酬改定へ向けた検討の進め方案を示し、了承された。ポスト25年を見据えた介護報酬・障害福祉サービス等報酬とのトリプル改定になることから、過去の同時改定と同様に介護給付費分科会との意見交換会を3月以降、3回程度実施することも一致。総会では4月〜夏ごろに第8次医療計画、医師の働き方改革、医療DXに続き、入院、外来、在宅、歯科、調剤、感染症、個別事項等について広く意見交換し、秋ごろから個別具体的な項目の議論を深めるとしている


4分の1が許可書あり
       道内医療機関「宿日直許可」 申請準備中が3割強

 道内の医療機関における「宿日直許可」について、すべての宿直または日直業務の許可を労働基準監督署から得ている(許可書がある)は21.1%、一部の宿直または直の業務(一部病棟のみ、一部診療科のみ、一部時間帯のみ等、許可書がある)が4.6%、申請中が3.0%となっており、準備中が32.5%、申請していないが23.6%、許可を得ているか分からないが11.4%に上ることが、道の調査で分かった。


道内透析患者数が微減 悪性腫瘍罹患、全国より低率
                   ─透析療法学会統計報告

 旭川市・北彩都病院の和田篤志副院長(日本透析医学会調査委員)がまとめた日本透析医学会統計調査に基づく2020年末の透析療法の現状によると、全国の患者数は34万7671人(前年末比3031人増)とピークを迎えつつあり、本道は5%弱にあたる1万6370人で、7人ではあるが前年よりも減った。昨年11月の第99回北海道透析療法学会学術集会で報告された。


札幌西円山 種まきプロジェクト 誇りを感じられる職場へ

 中央区の札幌西円山病院(田中繁道理事長、浦信行院長・663床)は、看護職としての誇りと喜びを感じられる職場づくりの一環として、「にしまるケア種まきプロジェクト」を実施。自分達が普段行っているケアに対し自信を持つことでさらにやりがいを増やし、生き生きと働ける環境づくりを進めている。


コロナ補助金で黒字確保 医業費用増大で厳しい状況続く
                 ─3病院団体21年度経営調査

 日病、全日病、医法協の3病院団体の病院経営定期調査によると、2021年度の全病院の稼動100床あたりの経常利益は2億463万円の黒字になったものの、コロナ関連の補助金を除く医業損益は1億7665万円の赤字になっており、20年度に続いて、2期連続の赤字となった。依然赤字基調にある中で、医業費用では材料費、給与費の伸びが大きく、さらには光熱費をはじめ食材費等の高騰が始まるなど、「病院経営をひっ迫する厳しい状況が続いている」としている。


●がん拠点病院 道内2施設が特例型に 11病院が4年指定で更新

●病床確保料の上限額や算定方法見直しを 報酬比較で医療機関に大きな差

 ─会計検査院改善要請

●私大薬学部 ストレート卒業67% 16年度入学生 国試合格率も上昇

●函館・高橋 テレワーク勤務の実用性検証 事務業務の8割可能で整備検討 

●第7波まで患者数回復も、コロナ前に戻らず 外来延べ6.8%減少 入院は呼吸器が鈍く

 ─MDV調査

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