北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)2月6日付

道内病床22年度上期 582床減少 療養339、一般166床減

             道の病院現況調査 精神は77床ダウン

 道の病院現況調査(2022年10月1日現在)に基づく本紙集計によると、病院数は538施設、総病床数は9万732床となり、4月1日からの半年間で582床の減少となった。種別は、一般が166床減、療養が339床減、精神が77床減で、結核と感染症は変動がなかった。


6年制薬学部の新設を規制 

          地域偏在解消の例外を明記 文科省が告示案

 文部科学省は中央教育審議会大学分科会を開き、大学、短期大学、高等専門学校の設置等に係る認可基準改正の告示案を示した。臨床薬学に関する学科(6年制薬学部)の設置と定員増を抑制することや、地域の需要に応じて薬剤師の地域偏在を解消するための人材養成を行う場合は例外とするとした上で、「薬剤師が不足する地域における人材の確保を図りつつ、臨床薬学に関する学科の定員総数を抑制する」とした。2025年4月1日施行で、23年10月1日以降の学科設置等の認可申請から適用する。


遠隔手術、本道から世界へ 外科医療発展に貢献
           札幌冬季がんセミナー 2氏が講演で訴え

 第37回札幌冬季がんセミナー「いまがんを考える2023〜テクノロジーの進歩と最新のがん治療」(代表世話人=青山英史北大放射線治療学教室教授)が、一昨年と昨年に続いて3年連続で、ウェブ開催で行われた。「手術支援ロボットを用いた遠隔手術の最先端」と題したセッションでは、弘前大消化器外科学講座の袴田健一教授と、札医大消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座の竹政伊知朗教授の2人が現状を報告し、世界の外科医療発展への貢献に期待を示した。


札幌渓仁会リハビリ 正しい装着の徹底へ

                 マスクフィッティングテスト

 中央区の札幌渓仁会リハビリテーション病院(田中繁道理事長、橋本茂樹院長・155床)は、感染症対策の一環として、N95マスクのフィッティングテストを実施。スタッフごとの体形などに合わせた正しい装着を徹底することで、院内感染防止につなげている。


花川 総務課への物品問い合わせ減少 声掛けなどで月50分ほど短縮

 石狩市の花川病院(竹川節男理事長、菅沼宏之院長・180床)は、総務課が日常業務の課題を改善するTQM活動の一環として、物品払い出し業務において病棟からの問い合わせ件数を減らす取り組みを実施。物品庫内の整理や病棟への声掛け、未納品伝票の導入などで問い合わせに対応する時間はひと月あたり50分減少した。


●第5次障害者基本計画案 切れ目ない退院後支援など

●75歳以上は併発疾患割合高く 冠動脈疾患、悪性腫瘍が上昇─日医総研レポート

●先進医療22年度実績 不妊治療が大幅増

●函館五稜郭 MICS手術にVRシミュレーション導入 イメージ共有しリスク減

●洞爺温泉 洞爺の地域農家の腰痛検証 セラピスト役割認知低く啓発必要

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