北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)4月3日付

中医協総会 リフィル処方箋発行低調
              改訂検証調査 低回答率を問題視も

 中医協総会と診療報酬改定結果検証部会が開かれ、2022年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(22年度調査)の結果が報告された。リフィル処方箋の発行状況が低調であることが示されたほか、各委員から回答率の低さを問題視する意見が多数挙がった。


働き方改革実践事例セミナー KKR札幌医療C 宿日直許可取得

  石狩病院 看護職の人材定着で報告働き方改革実践事例セミナー

 道医療勤務環境改善支援センター、道労働局、道が主催、道医が共催する「医療機関における働き方改革実践事例報告セミナー」が開かれ、KKR札幌医療センターの磯部宏院長が「宿日直許可申請の課題と取得許可」、石狩病院の石川奈緒看護係長が「看護職の人材定着」について講演。2024年4月からの医師に対する時間外労働上限規制に向けて、現場からの取り組みを報告した。


薬剤師国試 道医療大の合格率上昇 新卒は3校とも全国平均超

 厚生労働省が公表した第108回薬剤師国家試験学校別状況によると、北大・道医療大・道科学大の道内3大学の合格者数合計は前回から11人減の330人、6年制薬学部1期生が卒業を迎えた第97回(2012年)以降の12回で、8番目の水準だった。新卒合格者数の242人(前回比8人減)は9番目。


柏葉会 再開発地に新病院開設へ 5月着工・24年11月オープン

 豊平区の社会医療法人柏葉会(寺坂俊介理事長)は、5月から脳神経外科をメインとした新病院の建設工事を開始する。場所は自衛隊札幌病院跡地の「札幌リードタウン平岸ベース」で、2024年10月竣工、11月のオープンを予定している。ITを活用した最新の手術室を設けるほか、病棟内に広くフリースペースを設けて、患者に寄り添う看護ケアやリハビリを統合して展開するなど、新世代の脳神経外科医療を展開していく。


中村記念南 コロナ下隔離 認知面に影響
               リハビリ休止におけるFIM調査

 南区の中村記念南病院(中村博彦理事長、岡亨治院長・173床)は、新型コロナウイルス感染症下において、リハビリを休止し隔離する対応が患者のFIMに及ぼす影響を調査。コミュニケーションが減りストレスが増すことで、理解や社会的交流といった認知項目の点数が低くなることが判明したことから、隔離中に作業療法士による認知機能のリハビリの早期介入を実施している。


●日医代議員会 常任理事を4人増員 松木会長「24年度は重要な年」

●75歳以上医療費2割化 重く感じる8割強 民医連調査

●道内2校合格者数 2年連続100人割る 歯科医師国試

●札幌禎心会 GLP−1による体重変化を検証 低体重者でも顕著に減少

●道薬 円滑な意思疎通へ コミュニケーションカード配布

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