北大病院消化器外科?(平野聡教授)は、約300?離れた市立釧路総合病院と一般通信回線で結んで、国産手術支援ロボット「ヒノトリ」による献体を用いた遠隔手術支援の実証研究(カダバースタディー)を行い、胃切除や胆嚢切除などの遠隔手術が安全に実施可能であり、現地と遠隔地の操作権移行(操作者切り替え)もスムーズに行えることを証明した。今後、他の術式についても年度内に検証を行い、泌尿器科・呼吸器外科・婦人科等の他領域手術も視野に入れる。平野教授は「遠隔手術の社会実装に向けて、大きな一歩を踏み出すことができた」と話している。
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