北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)6月19日付

道内専門研修施設 専攻医月給が低下 23年度募集 60万円割る 

 道地域医師連携支援センター(道保健福祉部地域医療推進局地域医療課)の資料に基づく本紙集計で、道内専門研修施設48施設(前年度比3施設増)のうち、2023年度専攻医募集で月額給与を公表している47施設の平均額は、前年度から1万3500円(2・2%)減の58万8500円となった。3年連続の減額で60万円を下回り、本紙が集計を始めた19年度以降最も低い水準。3医育大が23万9千円(増減なし)、大学以外が61万2400円(1万5600円減)。


働き方改革対応セミナー 関係書類の速やかな準備・手続きを

 道医(松家治道会長)と日医(松本吉郎会長)が主催する「医師の働き方改革への対応セミナー」が札幌市で開かれ、城守国斗日医常任理事が「医療機関勤務環境評価センターの評価受審のポイント」をテーマに講演。医師の時間外労働の上限規制が開始される2024年4月に向けて、すべての医療機関に、医師の労働時間の把握、36協定の締結、面接指導実施体制の整備の取り組みが求められるとして、時短計画の作成や連続勤務時間制限・勤務間インターバル規制等への対応をアドバイス。


伊藤財団 学術賞は該当者なし 交流等助成70件を採択

 伊藤医薬学術交流財団(眞鍋雅昭理事長)は、2023年度助成金70件(総額2650万円)を決定した。アフターコロナの影響などで学会活動等が活発化する中、例年を大きく上回る応募があり、できるだけ多くの若手研究者に国際交流の機会を与えることを念頭に選考を行った結果、助成総額が予定よりも膨らんだ。贈呈式は9月7日に札幌市内で開催予定。第6回伊藤太郎学術賞(賞金100万円)は該当者がいなかった。


札幌渓仁会リハビリ 光に合わせてタッチ 遊び感覚で機能訓練

 中央区の札幌渓仁会リハビリテーション病院(成田吉明理事長、橋本茂樹院長・155床)は、遊び感覚で動体視力や反応速度の向上などさまざまなリハビリで活用できるブレイズポッドを導入した。理学療法、作業療法だけでなく、レクリエーション等、幅広く活用していく。


仁楡会札幌 泌尿器科単科でリハ提供

                退院時の家族指導まで幅広く対応

 豊平区の仁楡会札幌病院(丸晋太朗理事長、松村欣也院長・77床)は、21年8月に現在地に移転新築した際、5階にリハビリ訓練室を新設。理学療法士2人体制で、廃用症候群の予防から、末期がん患者の入院生活支援まで幅広いリハビリを実施している。


DPC病院 平均在院日数が短縮 退院患者 21年度調査 

 厚生労働省がまとめた「DPC導入の影響評価に関する退院患者調査」の結果によると、2021年度は新型コロナウイルス感染症禍にあったものの、DPC病院における平均在院日数は各群いずれも短縮した。病床利用率も全群でやや上昇したが、19年度以前の水準には戻らなかった。


●札医代議員会 今会長2選 サージキャパシティ拡大を推進
●リフィル対応の電子処方箋 10月にもプレ運用開始へ
●脳死下提供が過去最多 22年度、26件増の105件に 
●函館・高橋 移転に向け新病院着工 回リハ病棟増床しリハ室拡充
●道介護福祉士会 ロボット導入・ICT化で研修会
●医療DX推進に向け工程表 診療報酬改定、電カル標準化など

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