北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)6月26日付

道医代議員会 組織強化へ一層協力を 松家会長2期目へ決意 

 道医は第164回定時代議員会で任期満了に伴う役員等の改選を行い、会長に現職の松家治道氏を再選、2期目がスタートした。松家会長は重要課題である医師会加入促進等の組織強化、医療DX、マイナ保険証、来年度に迫った医師の働き方改革、第8次医療計画への対応などに「医師会としてできる限り努力していく」と表明、より一層の支援と協力を訴えた。


中医協総会 地医確保加算 存廃で応酬 薬剤師等確保は報酬対応も

 中医協総会が開かれ、2024年度診療報酬改定に向けて、働き方改革推進に関する議論を行った。地域医療体制確保加算算定施設で長時間労働をする医師の割合が増えているデータが厚生労働省から示され、支払側は「継続か否かを議論する必要がある」と求めたのに対し、診療側は「廃止などあってはならない」と反発。病棟薬剤師の確保や特定行為研修修了看護師の育成に向けては、診療報酬上の対応を求める声が両サイドから挙がった。


旭医大入部教授 心不全病態に新知見 ROSが心筋収縮力増強

 旭医大生理学講座自律機能分野の入部玄太郎教授は岡山大との共同研究で、心筋に伸展負荷を与えた際に産生される活性酸素種(ROS)が、負荷に対抗して心筋の収縮力を増強する働きを有し、適正な血液拍出の維持に必要であることを突き止めた。心臓における過剰なROSは心不全の増悪因子である一方、ROSの心臓での生理的役割はこれまで不明だった。入部教授は「心不全病態の新たな側面の理解や、抗酸化療法の新たなアプローチにつながることが期待される」と話している。


渓仁会 事務総合職採用に就業体験 法人や職場の魅力発信も

 手稲渓仁会病院(古田康院長・670床)などを運営する、医療法人渓仁会(成田吉明理事長)は、事務総合職リクルートに就業体験を導入。入職後のミスマッチを防いでいるほか、法人や職場の魅力発信としても機能し、人財確保につながっている。


北海道医療団 紹介患者受け入れ円滑化へ 法人連携推進部門を開設

 帯広市で帯広第一病院(山並秀章院長・230床)などを運営する、公益財団法人北海道医療団(小林光樹理事長)は、グループ内の音更病院(早川省院長・108床)に法人連携推進部門を立ち上げた。光恵子同病院看護部長が中心となり、紹介患者の受け入れ迅速化を進めるほか、グループ内各施設の病床稼働率アップを図っていく。


●道23年度補正予算案 移行期医療支援センター設置へ

●職域のがん検診 判定区分やフォーマット統一へ
●7月9日に100回記念道透析療法学会 3年半ぶり集合形式で
●五稜会 管理栄養士との関わり強化へ 集団栄養指導に多職種が参加
●中村記念 ピロー変更で頸部痛軽減 術前説明で患者の安心感増

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