北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)7月3日付

日医代議員会 物価高騰や賃上げ対策 改訂で恒常的対応を

 日医は第154回定例代議員会を開催。常任理事の増員に関し、道医の笹本洋一氏など4人が選任された。松本吉郎会長は、常任理事の増員目的は増大かつ多様化する会務に当たるための、医療現場を熟知した高い知見を有する人材の使用にあり、医師会組織強化をはじめとする喫緊の課題に対し、執行部の新たな一員としての活躍に期待していると話した。


ギャンブル等依存症対策 専門医療機関は3次圏に1カ所以上整備

 道は、第2期ギャンブル等依存症対策推進計画を策定した。計画期間は2023─25年度の3年間。重点目標に、「知識の普及を徹底し、将来にわたる発症予防」「予防及び相談から治療、回復支援に至る切れ目のない支援体制の整備」「対策の基盤整備」を掲げ、関連施策との有機的な連携、取り組みの成果・課題の定量的な指標を用いた検証(毎年度評価)、庁内連絡会議の開催、地域における「連携会議」による対策推進─などを進めていく。


北大にPICU開設へ 小児科が人材育成CF 新病院への整備目指す 

 北大病院小児科(真部淳教授)は3日、将来的に改築予定の同病院への小児集中治療室(PICU)設置を目指し、医師や看護師等の人材育成費用を募るクラウドファンディング(CF)を開始した。目標額は8月31日までに700万円。道内には小児特定集中治療室管理料の施設基準を満たすPICUがなく、同病院への設置が望まれるが、現建物は必要な面積が確保できないため、新病院で開設を目指す。真部教授は「当院はICUも少なく、小児の術後管理なども大変苦労している。小児集中治療の現状を理解してもらい、ぜひ大勢の人に力を貸してほしい」と訴えている。


札幌宮の沢脳神経外科 10月から増築棟稼働

24年4月にグランドオープン

 西区の札幌宮の沢脳神経外科病院(小野寺眞悟理事長、松村茂樹院長・99床)は、病院隣接地で増築棟の建設を進めている。10月から新棟が稼働する一方で、既存棟の改修に着手。2024年4月にすべての工事を終えてグランドオープンする計画だ。


診療所の利益率上昇 21年度決算 WAM分析 法人立はP増加

 福祉医療機構がまとめた2021年度決算に基づく経営分析参考指標によると、貸付先の医療法人立無床診療所の経常収益対経常利益率は、前年度から5.0ポイント上昇の7.8%だった。1日当たり外来患者数は横ばいの68.1人だったが、外来患者1人1日当たり経常収益が5.6%増の9499円となった。


●24年度専攻医 現行シーリング数維持 本道引き続き麻酔科29人

●都市部定員等見直しを 臨床研修部会で委員提案

●秋山財団賞に渡辺氏 研究助成は37件を採択
●人工膝関節置換術にロボット導入 製鉄記念室蘭
●地域医療構想 合意・検証済み 医療機関60%、病床76%に上昇

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