北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)7月24日付

短期派遣は1016回、3329日に増加

       ドクターバンク事業22年度 紹介依頼も堅実な伸び

 道地域医療振興財団がまとめた2022年度ドクターバンク推進事業の実施概要によると、医師が休暇等により一時不在となる場合の代診や宿日直などの「短期診療支援」は、派遣回数が1016回で13.1%増、延べ日数は3329日で9.0%増と、いずれもアップした。


全自病 医師の働き方改革調査                      

         時間外・休日労働 960時間超医師いる4割弱

 全自病が2月末時点を対象に調査実施し、245病院の回答をまとめた「2024年施行を見据えた医師の働き方改革の取り組み状況」によると、勤務医の時間外・休日労働が年960時間以下は65.4%みられ、年960時間以上1860時間以下が34.2%、年1860時間以上の医師がいる病院は3.3%あった。適用見込みは、A水準のみのが76.3%と4分の3強、B水準が23.7%、連携B水準が1.6%、C─1水準が6.9%、C─2水準が1.6%となっていた。


道透析療法学会100回記念シンポ

      コロナ禍、災害対策、人口減 本道課題解決へ連携強化 

 第100回北海道透析療法学会学術集会(会長=前野七門・仁楡会札幌病院副院長)が約3年半ぶりに集合形式で開催され、特別企画としてシンポジウム座談会「北海道の透析医療を考える」が行われた。災害対策や感染対策、各地域で進む人口減少など、本道の透析医療が直面する多様な課題を巡って、前野会長らが意見交換。関連学会や行政とのさらなる連携構築や、情報提供・意見交換の場である学会の役割強化を誓った。


イムス札幌内科リハビリテーション リハパーク「ピリカル」開設
                  難易度別に歩行練習コース

 手稲区のイムス札幌内科リハビリテーション病院(?尾彰文院長・150床)は、敷地内にイムスリハビリテーションパーク「ピリカル」を開設した。さまざまな歩行練習が可能なほか、日常生活に近い環境での坂道や階段の練習に加えて、癒しのスポットとしても機能している。


独法病院の医師平均給与 労災病院49歳1364万円 
       国立病院43歳1218万円 JCHО44歳1251万円

 厚生労働省が所管する独立行政法人の2022年度役員報酬・職員給与水準によると、道内で病院を運営する3法人における常勤医師の年間給与平均総額はそれぞれ、労働者健康安全機構(労災病院)が1364万3千円(平均49.3歳)、国立病院機構の非年俸制適用者が1218万6千円(43.0歳)、地域医療機能推進機構(JCHО)も同様に1251万円(44.5歳)となった。


●ICT事業に注力 道医療連携NW協議会 ASVD予防など
●施設基準22年届け出 通信機器診療 全国5498件 オンライン診療料よりも減
●23年上期の臓器提供 脳死下が過去最多
●中村記念南 運動項目で7割が正確な評価 回リハ病棟でFIMシステムを導入
●老年医学会等調査 コロナ禍、施設入所中の認知低下 重度者は8割近くみられる

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