道厚生連の2022年度決算は、医業収益が前年度比1.5%増の795億4300万円、その他事業と事業外を含む事業収益合計は1.2%増の818億3800万円だった。感染症病床の確保や職員自宅待機、一般診療制限などを余儀なくされた上、物価高騰の影響が光熱費や医療材料費などの事業費用に大きくのしかかり、経常損出は約41億円となった。しかし国の緊急包括支援補助金継続や自治体の助成金などにより、当期余剰金は約47億円を計上することができたとして、23年度は、「コロナ禍体制の正常化を図り、感染症と一般診療の共存をテーマに掲げ、地域で安心して利用できる、病院づくり、施設づくりにまい進したい」としている。
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