第61回全国自治体病院学会in北海道(学会長・松岡伸一苫小牧市立病院院長)が札幌市で開催。全国自治体病院協議会の小熊豊会長は特別講演で、少子高齢化や人口減、地域縮小の流れ、地域間格差が拡大する地域医療にあって、自治体病院の再編・統合、経営形態の見直し、効率的運営、財政の健全化、働き方改革、人材確保に加え、医療DXの活用が不可欠になると強調した上で、「医療ニーズの変化に対応した自院の役割の明確化、地域に適合した医療提供体制の構築が求められる」「教育された専門的人員の配置、地域内の機能分担、連携体制の確保、情報の瞬時把握や活用などが重要になる」と医療提供体制改革を訴えた。
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