北海道医療新聞社

▼バックナンバーはこちらから
週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)9月25日付

西紋ケアネットワーク 「地域医療連携推進法人」に─道が認可

 道は、紋別、興部、雄武、滝上、西興部の5市町村の医療機関で構成する「オホーツク西紋医療ケアネットワーク」の地域医療連携推進法人認可を行った。道内では3カ所目の連携推進法人となり、代表理事は曽ヶ端克哉広域紋別病院病院長が務める。10月5日に理事会を開催、11月にも設立総会を開催する予定になっている。


入院は重症・中等症II患者に重点化 
         10月以降のコロナ対応 病床確保料は2割減に

 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症に関する10月以降の見直し等について公表した。10月以降は、冬の感染拡大に備えた重点的・集中的な入院体制の確保等へ、確保病床の重点化、診療報酬特例、高齢者施設等への支援見直しや継続を挙げた。病床確保料は、対象範囲を「重症・中等症IIの入院患者」(約1.5万人・新型コロナの全入院者数の25%程度)に重点化するとともに、国が感染状況に応じた段階や即応病床数の目安を示し、それに応じて病床確保料を支給する。


アダプター分子STAP─2 B細胞抗体産生も制御
            免疫疾患等治療へ期待─北大薬・松田G

 北大薬学研究院の松田正教授、同大生命科学院の河原生知大学院生、道科学大薬学部の柏倉淳一教授らの研究グループは、細胞内シグナル伝達に関わるアダプター分子「STAP─2」が、抗原認識による過剰なB細胞活性化や抗体産生を制御する新たな機能を見出したと発表した。自己免疫疾患やアレルギーの新たな治療戦略開発につながることが期待できるとしている。論文は分子生物科学専門誌「FEBS Letters」に掲載された。


宮の森記念 「運動は薬」外来
             有酸素運動を指導 生活習慣病を改善

 中央区の宮の森記念病院(河本俊理事長、前田至院長・110床)は、「運動は薬」外来を開設。中高年を主な対象に、生活習慣病を運動習慣で改善するプログラムで、全国的にも珍しい取り組みだ。


●特定労働管理対象機関 道内第1回申請での指定なし
●高齢者救急など焦点 入外分科会、中間とりまとめ
●大学病院「状況は危機的」 文科省検討会、中間とりまとめ
●そうべつ温泉 独自シートで食事介入 嗜好と環境に配慮

ご注意/このサイトに掲載されている記事、写真、図表などの流用・無断転載を禁じます。