北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)10月23日付

22年度病院現況 道内病床1年間で1039床ダウン
             一般409、療養467、精神154床減る

 道の病院現況調査に基づく本紙集計で、4月1日現在の病院数は538病院で総病床数は9万275床となっており、2022年度の1年間に1039床減少した。種別は、一般が409床、療養が467床、精神が154床、結核が5床、感染が4床それぞれダウンしている。


清水赤十字 骨の状態をAIが評価 胸部エックス線画像を活用

 十勝管内清水町の清水赤十字病院(藤城貴教院長・91床)は、医用画像解析ソフトウエアを導入した。iSurgery社が開発したシステムで、胸部エックス線検査画像を基に、骨の状態をAIが評価する。職員の健康管理のほか、高齢者施設の入居者や通院検査が難しい人に向け、骨粗しょう症予防につなげていく。


札幌東徳洲会 働き方改革進む救急医療
                 救急救命士が救急外来で活躍

 東区の札幌東徳洲会病院(山崎誠治院長・336床)は、2020年1月から救急救命士採用に取り組み始めた。院内での救急外来の救急救命急処置、転院搬送業務を担うことで、医師や看護師の負担軽減のほか、消防機関の転院件数が大幅に減少することで地域の救急医療への貢献につながっている。


情熱に従い研究を─北大部局横断シンポジウム リスト氏特別講演

 北大は、第9回部局横断シンポジウム「新領域創成に向けた若手連携の挑戦」(主催=機能強化事業「新たな学際領域を生み出す異分野融合研究拠点をコアにした若手研究者育成」)を開催した。医薬品製造にも応用される不斉有機触媒の開発に貢献し、2021年ノーベル化学賞を受賞した同大化学反応創成研究拠点(ICReDD)のベンジャミン・リスト特任教授(ドイツ・マックスプランク石炭化学研究所所長)が特別講演。若手研究者らに情熱に従って研究することや、研究の自由担保の重要性を訴えた。


ケアマネ試験 道内受験者2970人

             前回比4.8%増、18年度以降で最多に

 第26回(2023年度)介護支援専門員実務研修受講試験が全国で一斉に行われ、道内では前回22年度に比べ136人(4.8%)多い2970人が受験した。受験者数は受験資格要件厳格化などの影響で大幅に落ち込んだ21回(18年度)以降6年で最も多かった。


時間外1920時間超勤務医 22年3.6%

     960時間超は4割に上る─厚労省勤務環境把握研究調査

 2024年4月からの勤務医の時間外・休日労働時間の上限規制の開始に向けて、厚生労働省が実施した「医師の勤務環境把握に関する研究」調査によると、時間外・休日労働時間が年1920時間換算を超える医師の割合は、16年9.7%、19年8.5%、22年3.6%と減少していているものの、年960時間を超える医師は4割に上っていた。


●医療措置協定道内事前調査 感染症確保病床「初期」1336「初期後」1757
●製鉄記念室蘭 ケアプラン作成をサポート 訪問リハでケアマネ同行助言
●札幌北楡 抗がん剤の後発品切り替えに手応え 事例、評価方法等を情報公開へ
●「すこやか北海道21」素案(案)提示 生活習慣の改善・機能向上が柱

●道が地域包括ケア進ちょく可視化 保険者機能強化など7項目評価
●道福祉のまちづくり賞 「RUN伴道実行委員会」など選出

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