北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)11月6日付

23年度医師マッチング 本道3人増の335人
       10年連続300人超える 研修病院が過去最多265人

 医師臨床研修マッチング協議会が2023年度マッチング結果を公表。本道は参加57病院(前年度と同数)、募集定員437人(1人減)に対し、内定者数は前年度比3人増の335人となった。10年連続の300人台で、中間公表時の1位希望者数からは4人多かった。臨床研修病院の内定者数は10人増の265人で過去最多を更新、全内定者数に占める割合も3.3ポイント上昇し、19年度(76.0%)を上回り、過去最高となった。一方で3医育大は7人減の70人、4年連続で100人を下回る結果となった。


坂泌尿器科 増築棟に放射線治療センター開設
                    道内初ハルシオン導入

 西区の坂泌尿器科病院(坂丈敏理事長・59床)は、隣接地でこれまで進めてきた増築棟の建設工事を終えて、1日に放射線治療センターをオープンした。道内初導入となる最新の放射線治療装置Halcyon(ハルシオン)は11月中旬に稼働する。前立腺がん以外のがん治療にも、高精度かつ迅速な放射線治療を活用していく考えだ。


さっぽろ糖尿病・甲状腺クリニック
      糖尿病教育にYouTube活用 自作アニメで解説

 北区のさっぽろ糖尿病・甲状腺クリニック(竹内淳院長・無床)は、2022年5月から無料動画配信サービス「YouTube」を糖尿病教育ツールとして活用し、手応えをつかんでいる。外来の教育では伝えきれない要素を分かりやすくアニメーションで解説。スマートフォンなど身近な端末で時間に制約されず、繰り返し視聴できるのが、外来患者だけではなく一般視聴者にも好評だ。医療従事者にとってもマンパワー不足に一役買うツールとして注目されそうだ。


マッチング大学病院結果 旭医大7年連続で道内最多
                札医大9人減、北大が10人増

 厚生労働省は第228回社会保障審議会介護給付費分科会で2024年度介護報酬改定に向けたサービスごとの具体的な議論を開始した。小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能における現行の総合マネジメント体制強化加算は、基本サービス費として包括的に評価する方針。両サービスの地域包括ケア推進と地域共生社会実現の取り組みを新たに評価する案も示した。


24年度介護報酬改定 サービスごと具体的議論開始  

     小多機、看多機 総合マネジメント体制強化加算を内包

 厚生労働省は第228回社会保障審議会介護給付費分科会で2024年度介護報酬改定に向けたサービスごとの具体的な議論を開始した。小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能における現行の総合マネジメント体制強化加算は、基本サービス費として包括的に評価する方針。両サービスの地域包括ケア推進と地域共生社会実現の取り組みを新たに評価する案も示した。


全自病調査 22年度医業収支が89.6% 

         コロナ前より3.2P悪化 看護職の離職率上昇

 全自病が実施した「新型コロナウイルス感染症による影響等実態調査」結果によると、コロナ補助金を含めた指定医療機関の経営収支比率は、2019年度98.5%、21年度106.4%、22年度103.4%となっていたものの、医業収支比率は92.8%、89.9%、89.6%と、コロナ禍前の19年度より3.2ポイントの悪化となっていた。377病院の回答を集計した。


●かかりつけ医機能等検討会が初会合 統一システム整備、情報提供項目検討 2分科会を設置
●札幌在宅クリニックそよ風 皮膚科専門医の往診スタート
●看護師等確保基本方針 処遇改善や資質向上など盛り込む─厚労省が告示
●道がん対策推進計画素案 「緩和ケア研修」等の修正了承
●道が認知症地域支援推進員リーダー会議 チームオレンジ取組 江別市、音更町が事例報告
●障害等報酬改定 精神科病院入退院多い者 地域生活支援サービスの拡充へ

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