北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)11月20日付

22年度公営病院決算 総収支コロナ禍前の水準に
                     医業収支比率は低下

 総務省がまとめた2022年度地方公営企業決算の概要によると、全国の公営企業型地方独立行政法人を含む公営病院680事業(前年度比1事業減)の決算規模は3.5%増の6兆3118億円となった。4年連続のプラスで、21年度(2.1%増)よりも増加幅が大きくなった。


札幌西円山とケアハウス 移動図書館「めがね文庫」開設
                  グループ外施設と交流の輪

 中央区の札幌西円山病院(成田吉明理事長、山田陽院長・603床)とケアハウスカームヒル西円山の有志2人で、移動図書館「めがね文庫」を開設した。本を通じて、医療法人と社会福祉法人の枠組みを超えた職員同士の交流につなげているほか、移動図書にしたことで、グループ以外の施設と交流の輪が広がっている。


企業の枠を超え栄養ケアの提供へ
           道調剤薬局&ドラッグストア栄養連携の会

 調剤薬局およびドラッグストアに勤務する管理栄養士・栄養士の相互連携や地域住民への栄養ケアの提供を目指し、小川温子管理栄養士(メディカルシステムネットワーク 薬局事業本部)と、大泉宏子管理栄養士(サッポロドラッグストアー ドラッグストア事業本部)が発起人となり、「北海道調剤薬局&ドラッグストア栄養連携の会」(h‐PDD:hokkaido Pharmacy Drug-store Dietitian)が発足した。企業を越えた栄養士間のこうした連携は珍しい。


痛み・しびれを考える会 井須会長が講演
  合併症少なく十分な満足度 足根管症候群に後脛骨動脈移所術

 第8回痛み・しびれを考える会学術講演会(会長・井須豊彦釧路労災病院脳神経外科部長)が、札幌市で開かれた。井須会長が「足根管症候群の病態と治療」について講演。自身が経験した症例から診断のポイント、後脛骨動脈移所術などを紹介した。


社保審介護給付費分科会   

   訪問・通所組み合わせ 新たな複合型サービス報酬・基準案

 厚生労働省は2024年度介護報酬改定で創設を検討している訪問介護と通所介護を組み合わせた新たな複合型サービスの人員・設備基準案を、6日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会で明らかにした。登録定員29人以下の地域密着型サービスとし、基本報酬は要介護度別の月額包括払いとする方針。職員が柔軟な働き方を行いやすいよう、事業所全体で必要な人員を確保すれば両サービスの基準を満たしているものとして扱うほか、ケアマネは内包しない形で調整を進める。


23年度補正予算案 賃上げ・物価高対応等に1016億円

 政府は2023年度補正予算案を閣議決定し、厚生労働省分は1兆4151億円が計上された。


●医師確保等の道医療計画 内科系増加、外科系微増─次期素案(案)提示
●深瀬医院 SEが独自のRPA開発 医事業務効率化で人件費削減
●設立10周年記念 「つながる かがやく アート展」開催 臨床美術「ほっかいどう」
●市町村の精神保健相談体制の整備へ 専門職配置促進や計画的人材育成を─厚労省報告書
●報酬引き上げ決起大会 道内介護10団体 気持ち一つに 約450人参加、全国に先駆け開催
●経済産業省 企業経営と介護両立支援検討会 ビジネスケアラー支援へ

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