北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2023年(令和5年)12月25日付

道内一般病床利用率3年連続下落 
        平均在院日数やや増え17.6日に─22年病院報告

 厚生労働省の2022年病院報告の概況によると、道内一般病床の年間病床利用率は3年連続で下落し、前年から1.4ポイント低下の65.5%だった。平均在院日数も0.3日延びて17.6日。療養病床は在院が短縮したものの、利用率が低下。精神病床は在院日数が引き続き大きく延び、利用率も低下している。


岩見沢市立 新病院の基本設計(案)を公表
                 全フロアをホスピタルコア化

 岩見沢市立総合病院(小倉滋明院長・484床)は、北海道中央労災病院との統合による新病院建設に向けて、基本設計(案)を公表した。ホスピタルコアを中心とした建物構成とし、救急・高度医療部門の綿密な連携が取れるよう設計を工夫している。建築工事費や外構工事費のほか、解体経費なども含めた全体事業費は423億円を見込んでいる。


日鋼記念 PET-CTを更新 体動の自動補正でブレ低減

 室蘭市の日鋼記念病院(有賀正理事長、高橋弘昌院長・348床)は、PET-CTを更新し、運用を開始した。呼吸による体動を自動補正する機能が備わり、高精度な画像をこれまでよりも短い撮影時間で得られるなど、患者への負担が軽減。がんの広がりや転移、再発などの診断にも活用していきたい考えだ。


卒業生2500人輩出 現場の最前線で活躍
         札医大・保健医療学部 開設30周年記念式典

 札医大(山下敏彦理事長・学長)保健医療学部の開設30周年記念式典が開かれ、記念講演が行われた。
 保健医療学部は、前進の衛生短期大学部が1983年に開学、10年後の93年に看護・理学療法・作業療法の3学科を備えた。98年に大学院、2000年代には助産師・保健師の2専攻科を立ち上げ、教育の幅を広げてきた。看護学科1392人、理学療法学科574人、作業療法学科567人と、2500人以上が同学部を卒業。医療・保健衛生の最前線で活躍する人材を輩出している。


24年度介護報酬改定、全体像明らかに
             ─社保審給付費分科会が審議報告案 

 2024年度介護報酬改定の全体像が明らかになった。厚生労働省は社会保障審議会介護給付費分科会に審議報告案を提示。人口構造や社会経済状況の変化を踏まえ、 1.地域包括ケアシステム深化・推進 2.自立支援・重度化防止に向けた対応 3.良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり 4.制度安定性・持続可能性確保―を基本的な視点とし改定を実施する。


●高齢者救急等受け入れへ 包括的な病棟評価を提案─中医協で厚労省
●北海道医療センター モバイルCTナビで高難度の脊椎手術 低侵襲で高精度手術を実現
●小樽市立 低侵襲脊椎治療をフルラインナップ
●24年度専攻医1次募集 専門医機構 減少傾向
●中央区 TTB 担当者名・連絡先が一目瞭然 壁掛け式名刺フォルダー発売

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