北海道医療新聞社

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週刊:北海道医療新聞

2024年(令和6年)1月1日付

第1部 トリプル改定への対応に注視

新たな医療計画などがスタート

 新型コロナウイルス感染症が5類に変更され、半年以上が経過した。医療機関の診療体制は平時に戻りつつあるものの、医業経営はいまだ厳しい状態が続いている。
 2024年度は、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定が行われる。診療報酬改定の基本的視点では、「人材確保・働き方改革等の推進」を重点課題に、地域包括ケアシステムや医療機能の強化、質の高い医療の推進などが盛り込まれた。
 また、新たな医療計画をはじめ、がん対策や循環器病対策の推進、感染症予防、地域福祉支援、高齢者保健福祉・介護保険事業支援などの各計画が、今春から一定にスタートする。
 新春特集号では、道南唯一の総合周産期母子医療センターとして支援体制の充実を図る函館中央病院、地域医療を守るため、急性期から在宅まで積極的にカバーする網走厚生病院、赤字脱却へ職員アイデアによる改善活動を実践する公立芽室病院の姿を取り上げた。
 また、家庭医療や総合診療を学べる医師向け再研修を実施する手稲家庭医療クリニック、7年連続で初期臨床研修医のフルマッチを達成している製鉄記念室蘭病院、外国人技能実習生を受け入れて医療・介護サービスを幅広く展開する社会医療法人博愛会の取り組みを紹介。
 札医大の山下敏彦理事長・学長に、直面する変化にどう対応しているかインタビューした。


2面 函館中央病院
   網走厚生病院
3面 手稲家庭医療クリニック(手稲区)
4面 製鉄記念室蘭病院
   公立芽室病院
5面 社会医療法人博愛会(帯広市)
   札医大 山下敏彦理事長・学長インタビュー


第2部・第3部 緑陰随想

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