シャンボール城

Chateau de Chambord

 古典的なイタリア・ルネッサンス構造に伝統的なフランス中世の様式を取り入れたシャンボール城は、ロワール渓谷最大の威容を誇ります。元はフランソワ1世の狩猟小屋を始まりとした城であり、周りには、52.5平方kmという広大な森林公園が広がり、31kmもの壁で囲まれた禁猟区となっています。
 この城は壁や塔、堀の一部は華麗に装飾されていますが、敵からの防御を意図した構造物は何もなく、また建築の基本には、開き窓、外廊下、屋上の広大なオープンスペースなどを取り入れており、寒冷な中央フランスでは暖房に苦労したそうです。
 現在、「フランスの庭」と呼ばれるほどロワール渓谷でも特に有名な城として屈指の観光地となっており、1981年、ユネスコの世界遺産に「シャンボールの城と領地」として登録されています。('13.11)


城全景



入り口


レストラン


中央部尖塔


屋上のスペースに出られる


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