バロンダンス(バトゥブラン)

Barong

 バリダンスと言えば、レゴン、ケチャ、そしてバロンダンスが有名です。それぞれに特徴あるダンスですが、今回はバリ神話の聖獣バロンと魔女ランダの戦いを演じた、まるで日本の獅子舞のようなバロンダンスを見てきました。島の数カ所で色々なグループが催行していますが、現地旅行会社のイチ押しはサハディワというグループのダンスでした。ヌサドァより車で1時間ほどのバトゥブラン村で毎日行われ、総勢70人というメンバーは全て村人とのことです。
 100人程の観客の中、ガムランの独特な音色にのって想像より若干小さかったバロンが踊ってました(日本の獅子舞のほうが迫力はあるかもしれません・・・偏見かもしれませんが)。入場料は10万ルピア(1200円くらい)で、現地までの交通費も合わせて考えると少し高すぎるような気がしました。日中のダンスということも減点の対象かもしれません。照明を使えるような環境で行えば、まだまだ迫力があるものになると思いました。
 舞台袖では独特の響きを持つインドネシアの伝統音楽、ガムランが演奏されます。ガンバンなど金属製、木製、竹製の打楽器を用いて合奏しているのですが、この音楽が人間の心を癒す効果があることが科学的にも証明されているようです。('02.09)

バロンは想像よりかなり小さい

バロンとランダの戦い


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