タナロット寺院

Pura Tanah Lot

 夕日の名所として名高いタナロット寺院。建立は16世紀ごろといわれ、ジャワの高僧がこの地の眺めに感動して、海の神をまつる寺院の建設を村人たちに勧めたのがきっかけとのこと。沈む太陽で茜色に染まる空と海を背に、影絵のように浮かび上がる寺院の景観は絵はがきでも有名です。寺は岩礁の上に建てられているので、別名を「ロック・テンプル」といわれ、この岩礁は満潮時に陸と離断され小島となり寺院は海に浮かんだようにも見えます。
  現在海水に浸食された岩礁の補強工事が行われ、クレーンなどが景観を阻害していますが、寺院の特徴上仕方のないことでしょうね。干潮時には陸続きになり歩いて寺院の近くまで行くことができますが、原則として異教徒は寺院内には入れません。('02.09)

夕暮れ時には影絵となる

クレーンが邪魔・・・


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