ワット サマーン

Wat Samanrattanaram

 バンコク郊外にある寺院ワット・サマーンラッタナーラームには、ピンク色の巨大なガネーシャ像があります。ガネーシャはあらゆる厄を除去し、財産をもたらすと言われ、商業、学問の神でもあるためタイでは人気の神様で、新しい事業を始める時も、まずはガネーシャに祈りを捧げると良いとされているそうです。 仏教寺院にもかかわらず、ヒンドゥー教の神様を祀っているのはなんとも奇妙な感じがしますが、タイ仏教は、ヒンドゥー教が少しミックスされている特殊性があり特別珍しいことではないそう。
 横16m、高さ22mもあるガネーシャ像はタイ最大で、ピンク色というのも他にはなかなかありません。 よくみると象のような頭に人間のような体をしており、腕は4本、太鼓腹で片方の牙が折れています。何か意味があるのでしょうか? ('16.03)

駐車場から本堂へ向かう

途中にも大仏が並ぶ


エラワン
入口付近にあります


ガネーシャが見えてきた
間違いなく大きい


大きさが分かってもらえるか


たてがみ?


 ガネーシャ像の台座には、ぐるりとさまざまな色・表情をしたガネーシャの姿が描かれています。 一体一体触れながらお祈りをする人もいますが、多くはガネーシャの使いと言われているネズミにお願いするようです。ガネーシャ像の前には金色のネズミ、周囲にはいろいろな色をしたネズミが並び、自身の生まれた曜日の色のネズミの耳に願い事を言うのが基本で、月:黄色、火:ピンク、水:緑、木:オレンジ、金:青、土:紫、日:赤となっています。曜日に関係の無い金色のネズミには行列ができていますが、このネズミは特に金運にご利益が高いとのこと。
ちなみにネズミに願い事を伝える際には、もう片方の耳を塞いで伝えないとご利益がなくなるとのことなのでお忘れなく。
 背後の川に浮かぶ蓮の花を模した極楽浄土アイランドには、桟橋から上陸できます。この日は土曜日でまるで市場かと思うほどの多数のお店が境内に出店し、参拝ついでに食事や買い物を済ませる人たちで大賑わいとなります。境内には巨大な中国の女神像があったり、龍の置物があったりと少々テーマパーク的な要素もあり、ドラえもんやスーパーマンがいて家族で記念撮影を行っていたり、動物と触れ合うコーナーがあったりで、境内のあちこちでテーマパークで見かけるような光景を目にすることができます。

金色のネズミ
片耳をふさいで願い事を言う

周囲にはネズミが並ぶ
緑は水曜日


テーマパークのようだ


境内にある中庭


仏陀
この中は博物館みたいになってた


女神像



きっと意味があるのだろう



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