門柱復活計画!
20世紀メモリープロジェクト
2006年5月2日
基礎工事が完了し古い煉瓦も揃っていよいよ門柱の積み上げ作業開始です。

5月2日。新品の煉瓦を搬入するメンバーの遠藤さん。

作ろうとしている門柱がこれ。ゴルフ場入口の国道242号線沿い

2006年5月3日

 今回建てる門柱は古い煉瓦を使ったものと新しい煉瓦を使ったものそれぞれ1基ずつを予定、これは取り壊し煉瓦建築物からの昔の煉瓦収集が350個と門柱1基分しか集める事が出来なかったのが理由でした。最初の計画では公園内の別の場所を考えておりましたが屯田兵屋のレプリカをふるさと館JRYの横に建てる事になったためこの屯田兵屋の両脇に門柱を建てたら面白い、更に古い門柱が1基しかないのでもう1基は新しい煉瓦で作れば新旧の対比が出来る事と屯田兵屋のレプリカは新しいので新しい煉瓦で門柱を建てても意味が合うから良いのではないかと思いこうなった訳です。
 新しい門柱に必要な煉瓦や2基分の門柱基礎などの最低必要な材料費は我々の活動グループ「20世紀メモリープロジェクト」の資金で何とかまかなう事が出来ました。
 かつては上湧別町内の数カ所に建っていた煉瓦の門柱、屯田兵入植の足跡を地名などに色濃く残す上湧別町、だからこそ中隊入口としての門柱を屯田兵屋レプリカの両脇に建設する事に意味があるような気がします。大人の自由研究として気楽なノリで面白半分で言った事が現実になりつつある・・・こんな楽しい活動はないよなぁー。


まずは新しい煉瓦の門柱からとりかかる。

煉瓦積み上げには木村左官さんに指導を頂きました。

1段目だけ積んでもらい2段目からメンバーで積みます。

門柱の土台部分も順調に進みます。

新品の煉瓦は水を吸わせてから使用。ブクブクと泡が出る。

さて、ここで問題。土台の中身を全部煉瓦で埋めるか?

悩んだ末にコンクリートブロックを入れる事に決定!

ブロックを入れモルタルで固める。
ここで問題発生。門柱の上の部分は土台の内寸よりも内側に入ってしまうので次の作業を進めるには土台に入れたモルタルが固まらなければならず、このままで明日まで置いておく必要がある事に気が付いた。もう少し作業を進めたいので一度入れたモルタルとコンクリートブロックを抜いて、土台の内側には煉瓦を敷き詰めスキマをモルタルで埋める方法に切り替えた。

あーあ、逆戻りの作業。

土台の内側に煉瓦を入れる。サイズが合わず敷き方も一工夫。

どうにか土台部分が完成、これなら次の段階へ進める。

門柱の細い部分を積むために天井から垂直糸を張る。

準備が整い門柱を3人がかりで積み上げる。

門柱積み上げは順調に進む。

ここまで来れば手つきは職人並? 新品煉瓦積み上げはサイズが揃っているので割と簡単に積み上がる。

古い煉瓦はサイズもバラバラ、素人メンバーの手にはおえず本職の木村さんが一人で積み上げる。

古い煉瓦の土台が完成。

門柱の中には割れた煉瓦も入れて利用した。

モルタルを練る機械。手作業じゃなくて良かった。

新しい煉瓦の作業が終わり古い煉瓦も積んでみた。

一日目の積立作業が終了。

思ったよりも綺麗に積めて満足だ。

明日は頭の出っ張り部分を積むので並べて練習。

新旧の対比が面白い。すっかり腰が痛くなった。
5月4日に続く