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Webアクセシビリティ: カオス

History of Accessibility


HTML4.01は誰もが見て判る文書形態をHTMLに当てはめたものです。
見出しがあり本文がある文書。
ユニバーサルデザインとは何の事はないそのHTML4.01です。

HTMLの規格とはインターネットを介して、共有できる文書の規格だったのですが、IE4 NC4 のブラウザ戦争でブラウザ依存型のHTMLが幅を利かせてきて、HTMLを管理するW3Cという団体がこれはまずいという事で、HTML4.01を勧告しました。

日本では何故か、これ以前でHTMLの話題は終わってますが、、、

その後押しをしたのが、Web標準化プロジェクトという団体で、http://www.webstandards.org/mission_jp.html ここにその趣旨が書かれています。

そして、W3Cの下部組織であるWAIが「どんな環境、どんな境遇にあっても情報が伝わるページ作り」として「ウェブアクセシビリティ・ガイドライン」なるものを発表し、アメリカではリハビリ法の中にも公的ページの義務として、一部取り上げられるようになったのです。

#しかし、その取り組み方が中途半端ゆえ、批判も出ていますが・・・。

ウェブアクセシビリティ・ガイドライン
[市民の権利(civil rights)という視点]
[米国リハビリテーション法508条のガイドライン(英語)]

つまり、ユニバーサルデザインとウェブアクセシビリティは別物。
ユニバーサルデザインに更に手を加えていくのが、ウェブアクセシビリティです。

しかし、ブラウザ各社はその会社組織故にユニバーサルデザインの実装に無理とマスコミが論評したところ、Web標準化プロジェクトは動き、Netscape 6を出させたとの事です。

そして、IE 他各プラウザもユニバーサルデザインに対応すべく開発が進むようになり、Web標準化プロジェクトは次なる標的として、オーサリングツール制作会社に圧力をかけました。オーサリングツール制作会社からも努力するとの回答を得て、Web標準化プロジェクトは一時冬眠状態ありましたが、2002年6月デザイナーへの啓蒙を目的に活動を再開させました。

[Web技術の互換性推進団体「The Web Standards Project」が活動再開]
[Web技術の互換性推進団体、Web Standards Projectが活動休止]
[ZDNN:HTML標準化の旗手,WaSPが冬眠宣言]
[HotWired Japan Webmonkey browsers ブラウザが統一されない理由]

ここら辺を読めば、その成り行きが判るでしょう。

更にNetscapeの元になったブラウザMozillaの復活も動きだし、そこら辺の話はここで確認可能です。

[http://www.gyochan.com/newzilla/]

ユニバーサルデザインは誰もが知っている文書形態。
ウェブアクセシビリティはいろんな環境に配慮した代替処理。
そして、その条件を整えるためにもデザインを別物にして、スタイルシートを使いなさいと言う事になるわけです。

簡単に言えばこうなるでしょうね。

日本でもウェブアクセシビリティのガイドラインは何例かWebにて公開されています。知る範囲をここに記載しておきます。

参照:「情報技術アクセシビリティ標準化調査研究委員会」の平成12年度の報告書平成13年度報告書

年表

情報のユニバーサルデザインの歴史:概略年表http://www.udit-jp.com/ud/history_outline.htmlをこのページは参照、補足しました。

1973年
本格的な字幕放送の開始(US)[放送]
1984年
CAST(Center for Applied Special Technology) http://www.cast.org/ 設立
技術を使って障碍者を含むすべての人に対する機会均等を拡大する教育関連のNPO団体
ウェブページのアクセシビリティの度合いを点検する「BOBBY(ボビー)」を開発・提供
1986年
リハビリテーション法508条施行(US)[法律]
1988年
「ヒューマニティエレクトロニクス調査委員会」設立(通産省)
1990年
ADA法(障碍を持つアメリカ人法)成立(US)[法律]
1990年
テレビデコーダ回路法成立(US)[法律]
1995年
障碍者支援技術DB「こころWeb」オープン
1996年
テレコミュニケーション法255条成立(US)[法律]
司法省が、ADA法はインターネットについても適用されるとの見解。
1997年
WAI(Web Accessibility Initiative) http://www.w3.org/WAI/ 設立[Webアクセス]
障碍者等情報処理機器アクセシビリティ指針(通産省)[情報関連機器など]
1998年
リハビリテーション法508条制定
アシスティブ・テクノロジー法制定
Web Standards Project(WaSP) http://www.webstandards.org/ 設立。
ブラウザの標準化を提案。目的主旨 http://www.webstandards.org/mission_jp.html
mozilla.org、始動開始。http://www.mozilla.org/ mozilla配布開始。
モジラ組 http://www.mozilla.gr.jp/
1999年
アクセスボードがテレコミュニケーション法255条のアクセシビリティに関するガイドラインの最終決定を発表(US)[法律]
「高齢者・障碍者による情報通信の利用に対する人的支援及びウェブアクセシビリティの確保に向けた課題と方策」(郵政省)
「情報通信の利用支援技術の普及推進とインターネットのアクセシビリティ確保」 (郵政省)[Webアクセス]
WAIによりWeb Contents Accessibility Guideline1.0発表[Webアクセス]
2000年
情報処理機器アクセシビリティ指針改定(通産省)[情報関連機器など]
ブラウザが統一されない理由
http://www.hotwired.co.jp/webmonkey/2000/22/index1a.html
Web Standards Projectがブラウザーアップグレードキャンペーン
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/0219/wsp.htm
Web Standards Project−Windows版のIE 5.5はW3C標準に未対応
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0412/wasp.htm
Web Standards Project−Netscape 6は標準規格を最も良く満たすブラウザー
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/1206/ns6.htm
2001年
リハビリテーション法508条改定 調達基準と訴訟規定の明確化等(US)[法律]
Web Standards Project−HTML標準化論争の舞台はブラウザからオーサリングツールへ
http://www.zdnet.co.jp/news/0107/16/e_wasp_m.html
Web Standards Projectが冬眠宣言-impress
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1217/wsp.htm
Web Standards Projectが冬眠宣言-zdnet
http://www.zdnet.co.jp/news/0112/17/e_wasp.html
2002年
mozilla1.0リリース
Web技術の互換性推進団体「The Web Standards Project」が活動再開
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0612/wasp.htm
2003年
WAIによりWeb Contents Accessibility Guideline2.0発表予定[Webアクセス]

2002-04-30 著作 2003-02-21 加筆
Copyright ©2003-2013 問い合わせ. All Rights Reserved
[all that's jazz][wag ひょうきん者]
Netscape 6.* Mozilla(ja) だと「表示」→「スタイルシートを使う」で画面表示を変更できます。
Netscape Communicator 4.* は簡易版のスタイルシートを適用しています。
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